東洋医学の視点から見た離乳食オススメ食材5選

オススメその③かぼちゃ

かぼちゃは瓜類の中で唯一体を温める作用を持ちます。お腹から温めて水はけを良くしてくれるかぼちゃは、お腹を壊しやすい子どもにはもってこいの食材。さらに胃粘膜保護もしてくれる優れものです。

まったりとした口当たりで、甘みもあるので好まれやすい食材ですよね。

裏ごししておくと、豆乳やお出汁で伸ばしてポタージュにしたり、小さく団子状に丸めるだけで手づかみメニュー対応も可能です。

我が家では初期はかぼちゃとさつまいものブレンドを良くあげていました。一歳のお誕生日にはかぼちゃの裏ごしをたっぷり使ってモンブランを作りましたよ♪

 

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オススメその④キャベツ

 胃粘膜保護のお薬の名前にもなっているキャベジンを含むキャベツは、胃にやさしいイメージがありますが、薬膳ではさらに内臓すべてのパワーの底上げをしてくれて、足腰を丈夫にする食材とされています。はいはいやたっち、あんよと進んでいくうえで、足腰をサポートしてあげたい!と野菜の2番目に選びました。

繊維が多いので初期向けに裏ごしするのは時間がかかりますが、葉物野菜の中では青臭さがなく、蒸すと甘みがぐっと増しておいしくなりほかの素材を邪魔しないお野菜なので是非活用してくださいね!

 

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オススメその⑤オクラ

ネバネバ成分は消化を助ける働きがあり、中でもオクラはこれまた成長発育を担当している腎にもアプローチできる食材です。自然の粘りがあるのでつるんとのど越しが良く、飲み込みにくい食材と一緒にすると食べてもらえる確率が上がります。

とろみづけに使われる片栗粉は少量だと作りにくかったり、しっかり火が通っていない状態になると心配になったりしますが、食材のもつ粘りをうまく活用することでその心配も不要!

初めの頃は種と筋(中の白い部分)を取るのがひと手間でしたが、是非活用していただきたい食材です。

 

下の写真は完了期のメニューです。今回紹介した5つのおすすめ食材をすべて使っています。

メニューは、しめじ・人参・キャベツの重ね煮まぜご飯 ブロッコリーのせ(左下)、ひきわり納豆のかぼちゃ和え 黒胡麻トッピング(右下)、蒸しさつまいもとゆでオクラの和え物(右上)、ゴールデンキウイ(左上)です。

 

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いかがでしたでしょうか?食材の効能をうまく使って日々の食事に養生のエッセンスを加えてみてくださいね!

 

HAPIKUサポーター/mai

漢方薬剤師・薬膳講師。
1歳10ヵ月の息子の子育てに、食材の効能と東洋医学の知識をフル活用しています。東洋医学の知識のおかげで自分の気持ちや子どもの行動に予測ができて、何度も助けられました。そこで毎日のママの大変を少し楽にする、気楽な道しるべを皆さんと共有できればと「BABY薬膳」を発信しています。
息子は食べる楽しさを感じてくれて、好き嫌いもほとんどなく、完全に食いしん坊キャラ。将来の食費が心配です(笑)

 


 

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