初めてのそばは、何に気を付けたらいいの?<br><font>~そばデビューの前に必ず知っておいてほしいこと~</font>

普段、私たち大人が何気なく食べている食材も、消化機能や体が未熟な乳幼児にとっては、その最初のひと口で「食物アレルギー」を引き起こす可能性があります。

離乳食が始まると鶏卵・乳・小麦の食物アレルギーが現れる頻度が高いため、それらを与え始める時期を遅らせる傾向にありましたが、最近の研究では遅らせることによる予防効果はなく、むしろ早めに与えた方が良いという考え方に変わり、2019年からは加熱した鶏卵の開始時期が早く設定されるようになりました。
離乳食から幼児食に進むにつれ食べられる食材はどんどん増えていきますが、「いつから食べて大丈夫?」の食材でいちばん悩むのは、明確な開始時期が設定されていない“そば”です!
イベントや旅行先などで食べる機会のある“そば”について、食べ始めるタイミング・食べさせ方などを詳しくご紹介します。

 

細く長く、切れやすい麺なら
年越しそばの代用が可能

そばを食べるシーンでいちばん多いのは、日本の習慣のひとつとなっている「年越しそば」ではないでしょうか。
アレルギーが心配でまだ食べさせたくない、既にそばアレルギーがわかっている場合などは、代用として使える食材があるのでご紹介します。

 

 

年越しそばの代わりに使える麺

  • そうめん、ひやむぎ、細めのうどん、米麺
  • 中華麺、沖縄そば(=そば粉不使用)

 

いわゆる、細めの麺であれば同じような使い方ができるのです。
より見た目を近づけるためには、小麦の全粒粉海藻などが練りこまれた黒っぽいものを選んでもいいでしょう。(自然食品店や通信販売などで扱っていることがあります)
そもそも年越しそばは、細く長い見た目から「長生き」切れやすいことから「不運を断ち切る」といった縁起を担いで食べられています。
他にも由来はありますが、この理由であれば他の麺に置き換えてもご利益が得られるのではないでしょうか。

 

地域によっては年越しそばではなく、うどんや沖縄そばが主に食べられていることもありますので、そばを食べることにこだわらず、安心して家族で一緒に食べられるものを選ぶことをおすすめします。

 


 

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