栄養士の土橋(つちはし)まゆ美です。
2017年2月よりスタートした「冷凍食材活用アイディア」も今回で5回目となります。
野菜の冷凍にはじまり、ひき肉やごはん、ホットケーキ…そして、それぞれのアレンジメニューを紹介してきましたが、今回はシリーズの締めくくりとして、冷凍することのメリットや注意点、冷凍保存に活躍する容器や冷凍方法のアイディアについて紹介します。
冷凍するときの注意点
冷凍したから安心ではなく、注意も必要です。
冷凍期間を設定する
冷凍したからといっていつまでも保存するのではなく、なるべく早めに使い切ることが重要です。とくに、乳幼児が食べるものは、1週間を目安に使い切れる量を心掛けましょう。
衛生的な取り扱いを心掛ける
食材を冷凍する前から、衛生面を心掛け準備することが必要です。手洗い、使用する器具の念入りな洗浄を徹底し、調理したものを冷凍する場合は、素早く粗熱を取り、早めに冷凍しましょう。
新鮮な食材を使用することも重要です。
自然解凍はしない
小さい子どもには特に、長時間の常温保存からくる菌の繁殖による食中毒に注意が必要です。自然解凍はせずに、解凍する際には、必ずレンジ等を用い、手早く解凍・調理を行い、できるだけ早めに食べましょう。
朝使用する場合には、前日の夜に冷蔵庫に移しておくのも方法です。
再加熱をする
自然解凍同様、菌の繁殖を防ぐために、解凍したものはそのまま使用せず、必ず、再加熱してから食べましょう。
再冷凍はしない
一度解凍したものの再冷凍は厳禁です。必ず使い切れる量を解凍しましょう。