ごはん・パン、そのほかの食材の冷凍編

栄養士の土橋(つちはし)まゆ美です。
全国から雪の知らせが届くようになり、すっかり冬になったと実感しています。朝方の冷え込みで早起きするのがつらいこの時期、冷凍食材のストックがあれば、朝ごはんづくりの時間を短縮することもできますよ。
第4回目は、ごはんやパンなどの主食やその他の食材の冷凍方法とアレンジを紹介します。

ごはんの冷凍方法

日本人にはおなじみの主食、ごはん。毎日炊飯するのは少し面倒ですよね。そんなときは、まとめて炊いて冷凍保存しておきましょう。

 

方法 食べやすい硬さに炊き、1食分ずつラップで包む。
冷凍期間 1週間以内

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解凍し、再加熱をすればすぐに食べられます。ごはん同様、おかゆも冷凍することができます。おかゆはやわらかいので、ラップではなく小さな容器に1食分ずつ小分けにして冷凍するとよいですね。

 

 

パンの冷凍方法

ごはんよりもパンが好き!という子どもも多いかもしれません。パンがゆやトーストなど、離乳食期から登場頻度が高い食パンも、冷凍保存しておくと便利です。

 

方法 1枚または1/2枚に切りラップで包む。
冷凍期間 1週間以内

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冷凍のまま、トースターで焼けばトーストのできあがり。月齢に合わせた大きさに切り、水分を加えて煮ればパンがゆができます。このときも冷凍のままでOKです。凍った状態の方が、包丁で切り分けやすいのもありがたいポイントです。また、冷凍のまますりおろし、ハンバーグなどのつなぎにすることもできます。

月齢が大きくなったら、ロールパンなどを1食分ずつ冷凍しておくのもいいですね。

 

 

ひじきの冷凍方法

栄養価の高いひじきは、子どもの食事に積極的に使いたい食材です。そんなひじきも、下ごしらえをしたら冷凍保存!いろいろな料理にちょい足しするのもおすすめです。

 

方法 戻してやわらかくゆで、1食分ずつラップで包む。
冷凍期間 1週間以内

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ひじきの定番料理といえば、さまざまな野菜を加えた炒め煮ですよね。副菜のイメージが強い料理ですが、お肉やお麩を加えるとボリュームアップし、主菜にもなります。

 

さらに、ひじきの炒め煮はいろいろな料理にアレンジすることができます。

 

たとえば…

  • 小麦粉をプラスで、ひじき入りお好み焼きやチヂミ
  • ごはんをプラスで、ひじきごはんやおじや
  • おいもと片栗粉をプラスで、ひじき入りいももち

煮物が好きではないという子どもには、たんぱく質との組み合わせアレンジがおすすめです。

 

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おにぎりにひじきをプラスするのもおすすめ!

たとえば…

  • ハンバーグの種にひじきをプラスすれば…ひじきハンバーグ
  • あたためたお豆腐にひじきと野菜を煮込んだあんをかければ…豆腐のひじきあんかけ
  • 溶き卵にひじきを混ぜて焼けば…ひじき入り卵焼き

蒸しパンやホットケーキの生地にひじきを混ぜ込んで焼いて、おやつにするのもよいですね。このとき、ベースの味をきな粉味にすると、和風同士の組み合わせでおいしいですよ。

 

 

ホットケーキ・蒸しパンなどの冷凍方法

方法 作ったものを1食分ずつラップに包む。
冷凍期間 1週間以内
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蒸しパンも1食ずつラップに包むと便利。

ホットケーキや蒸しパンは、1食分ずつ冷凍しておくと、朝食やおやつに便利です。前日の夜に冷蔵庫で自然解凍し、朝はレンジやトースターで再加熱するだけ。バタバタしがちな朝におすすめです。

 

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ごはんやパンの冷凍はすでにおこなっている方も多いと思います。ひじきやホットケーキ、蒸しパンなどは、実際私がやってみて便利だったものです。お休みの日や夜ごはんのついでなどの隙間時間に、ぜひ試してみてくださいね。

次回は冷凍対応のメリットや注意点、冷凍保存に役立つアイディアをお届けします。