栄養士の土橋(つちはし)まゆ美です。
2017年2月よりスタートした「冷凍食材活用アイディア」も今回で5回目となります。
野菜の冷凍にはじまり、ひき肉やごはん、ホットケーキ…そして、それぞれのアレンジメニューを紹介してきましたが、今回はシリーズの締めくくりとして、冷凍することのメリットや注意点、冷凍保存に活躍する容器や冷凍方法のアイディアについて紹介します。
冷凍に便利な保存容器と、冷凍方法のアイディア
冷凍保存に便利な容器とアイディアを紹介します。
フリーザーバッグ
ペースト状や水分の多いものを冷凍するのにおすすめです。小さいバックで1回分ずつ冷凍しても良いですし、大きいバックにまとめて冷凍する場合は、薄くのばして、1食分程度の目安になるよう、箸などで重石をのせ、印がつくようにしておくと、冷凍後、1食分ずつ折りながら使用できるので便利です。
大きいバックは、小分けにした食材をまとめて保存する場合にも便利です。
ラップ
固形のものを冷凍するのに便利です。水分が少なければ、ペースト状のものでも冷凍可能です。
解凍する際は、下に受け皿を敷いておくと水分の流失が防げます。
製氷皿
水分の多いものを冷凍するのに便利です。サイズが小さいので、離乳食1食分ずつ小分けに冷凍するのにもちょうどよいですね。
冷凍後に中身を出し、フリーザーバックに入れ替えても良いです。
おかずカップ
固形のものや、1食分ずつ小分けに冷凍する場合に便利です。容器が受け皿になっているので解凍にも便利です。使い捨てのものも良いですが、シリコン製のものは繰り返し使用できて経済的です。その際は、洗浄を念入りにして、煮沸をして再利用すると良いでしょう。
小分けケース
水分の多いものを小分けに冷凍するのに便利です。だしやおかゆなど、1食分ずつ冷凍できます。
繰り返し使用可能なものもありますので、その際は洗浄を念入りにしましょう。
マスキングテープ
剥がしやすいので、食材の内容・冷凍した日付等を記入し、フリーザーバックに貼り付けるのに便利です。
こまめに冷凍するのは大変と思われるかもしれませんが、離乳食は一度の食事量も少ないので、大人の食事を作る際に材料を取り分け少量ずつ冷凍ストックしておくと手間も負担も案外少なく済みます。
一週間の中で、今日は何を冷凍するか、だいたい曜日を決めて、固定した冷凍ストックを作っておくと献立の組み立てもしやすくなりますよ。
いずれにしても育児をしながらの調理は負担が大きいので、少しでも参考にしていただき、皆さまの負担が軽減出来たら嬉しいです。