保育園の離乳食~基本のおかゆ編~

日本人の主食である「お米」。
離乳食はお米をやわらかくした「10倍がゆ」から始まります。初めてだと聞き慣れない言葉なので、難しいイメージを持つかもしれません。でも、実はとても簡単で、お米1に対して10倍のお水を加えて炊くだけです。
7倍がゆなら7倍のお水で、5倍がゆなら5倍のお水で炊きます。

おかゆを炊くときは、何日分かをまとめて作って冷凍しておくのがおすすめです。炊く量が少ないと水分が蒸発しやすく炊き上がりにムラが出ることがあります。
鍋でじっくり炊いたおかゆは甘みが出てとてもおいしくなりますよ。でも、忙しいときには炊飯器(おかゆモードがあるもの)でもっと簡単に炊くこともできます。その時々でやりやすい方法を選んでくださいね。

冷凍保存ができて便利 10倍がゆ

10倍がゆは、米:水=1:10ですが、鍋の大きさや火加減により、水分の蒸発量が変わりますので、できあがりの状態を見ましょう。はじめはすりつぶしたり裏ごししたりして、ポタージュ状がめやすです。
慣れてくれば、水分量を減らし、できあがりがヨーグルトぐらいのかたさとなめらかさにし、さらに慣れてくれば粒を少し残したりします。
ひとさじずつから始めていき、大さじ1~2ぐらいが目安です。残りは小分けにして冷凍し、1週間くらいで使い切りましょう。

冷凍保存ができて便利 7倍がゆ

1回の目安量は子ども茶碗に1/2杯程度です。
残りは小分けして冷凍しておくとよいでしょう。なるべく1週間以内に使い切りましょう。

冷凍保存ができて便利 5倍がゆ

米と水の割合は1:5です。
この頃になると、ごはんも食べる回数が増えるので、炊飯器のおかゆモードで多めに作って冷凍しておくと便利です。
1週間くらいで使い切りましょう。

冷凍保存ができて便利 軟飯

軟飯は米1に対して水2が目安です。1日3回食事を摂るようになるので、炊飯器で多めに炊いて、冷凍しておくのも方法です。
水分量はあくまでも目安で、ふつうに炊飯するときよりも、水を多めに加えて炊飯し、できあがった加減をみて、次の水分量を決めるのがよいでしょう。もう少しやわらかくしたい場合は、耐熱容器に入れ、水をふりかけてラップし、レンジで加熱しても対応できます。