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生ものを初めて与えるときも、食物アレルギーに注意が必要じゃ
少しずつ食べられるものが増え、食卓もバラエティ豊かになってきたのじゃないかのう。いろいろと食べ進めていきたいところじゃが、加熱したものと生ものの違いについて立ち止まることは大切じゃ。
質問者さんの言うとおり、加熱した食材は問題なくても、生の場合にのみ食物アレルギーを発症するケースがあるのじゃ。今回挙がった食品では、とくにエビにそういった可能性が指摘されておるぞ。
初めて生で食べさせる場合は、初めて加熱したものを与えたときと同様に、次の点に気をつけるのじゃ。
① お子さんの機嫌や体調が良いタイミング
② 小児科が開いている時間帯と曜日(できれば午前中がおすすめ)
③ 鮮度のよいものを選び、冷蔵保存をして早めに食べる
④ 最初は小指の先くらいの少量
⑤ 食後1時間ほど、様子が変わらないことを確認(翌朝まで要観察)
食べたあとに何事もなく過ごせていても、次は与えた倍くらいの量を、その次はさらに倍…といった具合に、少しづつ量を増やしていくのじゃぞ。人によっては量が多いと発症してしまうことがあるからのう。
これはエビに限らずホタテなどにも言えることじゃ。エビに比べて食物アレルギーの発症頻度が少ないだけで、ほかの食品も生と加熱ではアレルゲンとなるタンパク質の構造が変わるからのう。初めて生で食べさせるときは先述したような点に配慮して、お子さんに慎重に与えるようにしてみるのじゃぞ。
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※今回は、【管理栄養士】が回答しました。