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その子ができそうなことを選んで“お願い”してみてはどうでしょうか?
3歳頃は大人のように、なんでもやってみたい・お手伝いしてみたいという気持ちがよく見られる時期ですね。
3歳のお手伝いの例としては、野菜を洗ったり、ちぎったり、皮をむいたり…そんなことなどが挙げられます。
もちろんこれら以外でも、自分からすすんで「このお手伝いがしたい」と思って手伝おうとしてくれる気持ちは大切にしたいですよね。大人が一緒にやって、手伝わせてあげられるものはやらせてあげるといいですが、どれもこれもやらせてあげようとすると、2倍も3倍も時間がかかってしまい、最後には「もういいからあっちに行ってて~」と言いたくなったり、子どもがお手伝いをしに台所にやってくることすらイヤになってしまうこともあります。
なるべくそんなことにならないような方法としては、例えばなんでもお手伝いさせてあげるのではなくて、その子ができそうなことを選んで“お願い”してみてはどうでしょう。「〇〇ちゃんがやってあげる!」と、お母さんがやっている少し難しそうなことを手伝いたいと言ってきたら、「そしたら、これはママがやっておくから、〇〇ちゃんには これをやってもらいたいんだけど、お願いできるかな?」と、比較的 上手にできそうなことをこちらから“お願いする”という風にします。「なかなか〇〇の部分が難しいんだけど、できる?」なんて言うと「できるよ!」と得意げにやってくれたりもします。難しいことをお願いして、最後までうまくできないより、できることをお願いして、達成感を味合わせてあげることも、次の自信につながります。
お手伝いをしたい時期の子どもは、自分が頼りにされたり、お母さんのお手伝いができたと感じると、嬉しい気持ちになることが多いです。大人も子どもも楽しみながら料理に関われる程度にお手伝いをしてもらえるといいですね。