A
今は食べられるものを食べてOK。体調に変化があれば病院に相談を
食べられていたものが食べられなくなるのは心配ですよね。その後はいかがでしょうか。体調に変化はありませんか?
お子さんはもともと食の好みがはっきりとしているようですが、偏食自体は体重や身長が成長曲線を大きく下回っていなければ、身体の発育に必要な栄養素は取れていると考えて良いでしょう。栄養素の偏りが気になるかもしれませんが、食べたくないものを無理して食べ、食事自体が嫌になってしまうことの方が大変です。食べられるものを楽しく食べ進めることが、お子さんもご家族もハッピーでいられるコツの1つですよ。
経緯が分からないので、原因や根本的な解決方法をお答えするのが難しいのですが、いわゆるごはんの類は口にいれることができなくても、飲み物やお菓子、アイスは食べることができていた、ということなので、今はお子さんが食べられるものを出して、様子を見る方が良いと思います。食べられるもの以外を口に入れると吐いているということから、今まで食べていたものでも食べることが難しい時なのかもしれません。お子さんにとっても苦しくなるので、栄養のことは一旦横に置いておいて、食べられるものを食べてもらい、体力を維持する方が良いと思いますよ。
ただ、こうした状況が長く続いたり、お子さんの体調に変化が出てくるようであれば、医師への相談をおすすめします。ドリンクやゼリー状の栄養補助食品等もありますので、医師と相談しながら活用を検討してみても良いかもしれません。
夏の暑さや自粛生活の制限によるストレス等、お子さんの変化には何らかのきっかけがあると考えられます。引き続き体調の変化に気を付けながら、今は見守っていただければと思います。
今回は、一般社団法人ぽけっと【臨床心理士】が回答しました。