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娘が極度の偏食で頭を抱えています

2歳半の娘が極度の偏食で、頭を抱えています。
食事に限らず、初めての人や場所は警戒しがちな慎重な性格です。特に食材に関しては、初めて見る物は一切受け付けません。離乳食期はよく食べていたのに…という話を耳にしますが、娘は離乳食期から野菜、果物、肉、魚のほとんどを食べませんでした。なので、今まで口にしたことのない食材は山ほどあります。
とは言え、食事をするのは好きなようで、身長体重ともに平均を少しオーバーする体格です。

今確実に食べられるものは、パン・おにぎり・具なしうどん・にんじん入り炊き込みご飯・納豆・肉そぼろ・厚揚げ・ひじきとにんじんの煮物・ひじきと大豆の煮物・チーズ・コロッケ(市販のもの)・さつまいもの天ぷら
気分次第で食べられるものは、枝豆・ミニトマト・いちご・りんご・すまし汁の汁のみ・赤だしの汁のみです。

以前は娘に合わせていましたが、今は娘の食べられるもの等を考慮せず、献立作りをしています。おかずが食べられない献立の日は、白ごはんにふりかけや納豆をかけてお腹を膨らませようとしてしまいます。そんな日は、大人茶碗の2、3杯(150~200g位)食べます。

特に野菜の存在にかなり敏感で、「カラフルな色=野菜=食べない」と認識しているようです。大好きなパンに野菜を練りこんでみても食べません。唯一食べられていたミニトマト・いちご・バナナも、ヘタをとったあとのジクやバナナの筋状の繊維を最近気にし始めてしまい、先端しか食べなくなってしまいました。チャーハンや焼きうどんに最大限細かくした野菜を混ぜても、お米やうどんを泣きながらお茶につけて野菜を洗い落とし麺だけを食べます。ハンバーグやドライカレーに混ぜ込むんでも、何が入ってるかわからないと思うのか手もつけません。

野菜を隠せば警戒して食べてくれませんし、そのまま出してももっと食べません。お腹をすかせた方がいいと思い、おやつは基本与えていません。可愛い盛り付けにしても、お弁当にして外で食べても、褒め殺し作戦も、効果がありません。お恥ずかしいですが、3食炭水化物とたんぱく質だけの日がたくさんあります。その上、先日便秘と診断され、医師から「食生活を何とかしないと慢性化してしまう」と厳しく注意を受けました。私なりに色々試しているのですがどれも効果がなく、もう煮詰まってしまっています。

食事の場を嫌いになってほしくないと思い、「お野菜また残されちゃって悲しいよ」と言う言い方での注意しかしたことがありません。もっと厳しく伝えた方がいいのでしょうか。今直しておかないと、ずっと偏食のままだと言う話も聞きますし、何より栄養面で心配です。
どのようにしたらいいのでしょうか。
(2歳半・女児)

A

偏食が目立つお子さんこそ無理をさせないことが大切!

偏食が目立つお子さんは、初めての食べ物や同じ食材であっても見た目が変わると食べられなくなってしまう等、食べられる物の幅が広がりにくいことが多々あります。“これは食べられる!”と思っていた食材も突然食べなくなってしまうこともあるかもしれません。あの手この手で頑張ってみてもなかなか幅が広がらない…となると頭を抱えてしまいますよね。

 

また、ご相談者のお子さんは食べ物だけではなく新しい物事に対しても不安感を抱きやすいようなので、挑戦すら難しいことかと思われます。これらの理由として考えられることは、

・新しい物や変化に対し不安を抱きやすい

・口の中の感覚の過敏さ(感触や歯・舌触り、におい、味など)があり、バナナの繊維などにも強い違和感(不快感)を感じる

などがあげられます。

合わせて考えられることとしては、食べる量も多くなりがち等、満腹感のようなお腹の中の感覚も掴みにくいことも想像できます。

今は食事をすることが嫌いではなくても、いろいろな物を食べさせようと頑張り過ぎてしまうと、“この食べ物が安全なのか分からない=不安!怖い!”と感じる場面が多くなってしまい、更に慎重になってしまうこともあります。

 

ご相談者のお子さんは食べられる食材の幅は狭いですが、ひじきや豆類が食べられる等、炭水化物以外の栄養が全く取れていないわけではないようですので、様々な食材を食べさせることを今は頑張らせなくてもよいかもしれません。

偏食はすぐに改善していくものではありませんが、入園や行事など何かのタイミングで突然食べられるようになることも多々あります。どのように食べられる食材が変化していくかはまだわかりませんし、食材への不安を減らすためにも、無理をさせすぎないことが大切です。

しかし“全く挑戦させない”ということではなく、3日~1週間に1度だけ新しい食材や料理に挑戦、という程度で頑張る機会を設けていけると、お母さんもお子さんも気持ちが楽なのではないかと思われます。

 

お医者様からご指摘のあった便秘については、おなかのマッサージ(おへそを中心に“の”の字の方向でさする)やごろごろと寝た状態で転がるような運動を取り入れてみてもよいかと思われます。同時に掌や足のマッサージや様々な感触の物に触れる機会を増やしながら、体全体の感覚面を育ててあげることも偏食の改善には大切なことです。

ぜひ無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。

※今回は、一般社団法人ぽけっと【臨床心理士】が回答いたしました。