そこで私たちは話し合って、一斉に食べるのではなく担当の保育士を決めて、一度に2~3人ずつ、落ち着いてゆったりと食べられる環境に調えました。
するとどうでしょう
子ども達の様子が変わりました。
前述のような子どもが激減し、みんな静かにゆったりと座って、それぞれのペースで食べています。
保育士が大声を出すこともなくなり、食べこぼしもだいぶ減ったのです。
これはあくまでも一つの例です。担当制がいい、一斉がダメということでは決してありません。保育園の規模や職員の数、その時々の環境により、一斉に食べた方が落ち着いて食べられるということもあるでしょう。
どうしてこんなふうになったのか、どんなことを工夫しているのか。
そこに、ご家庭でも役立つヒントがあると思っています。
何よりも以前と比べて、大きく変わったのは、大人たちの「動き」と「心持ち」でした。
以前から子ども達に愛情たっぷり、声掛けをこまめに丁寧な保育をしていたとは思いますが、何が変わったかって、大人が、ゆったりと動いているんです!
ここに、すべての答えがあるような気もします。(いきなり最終回?!)
その工夫の一つひとつは、この後の回で順次紹介していきますね。
では次回もお楽しみに!