小さな子どもの食事には、食べこぼしが付きものです。仕方がないとわかっていても、毎食後の片づけを思うとため息が出るママは多いもの。そこで今回は、片付けの手間を省き、ママのイライラ解消に役立つ食べこぼし対策を紹介します。
イライラの元“食べこぼし”防止にはポケット付きのグッズが活躍
ある程度深さのある食器や、子どもが上手に口に運べるように配慮されたスプーンを使うなど、“こぼさない”ための工夫だけでは完全に防ぐことはできないのが子どもの食べこぼしというもの。そこで役立つのがこぼした食べ物をキャッチするポケットの付いたグッズです。
食べこぼしキャッチポケット付きグッズの代表と言えば、食事用エプロン。子ども向けの食事用エプロンは、さまざまな素材や形のものがありますが、食べこぼしをキャッチするという目的においては、ポケットの大きなものがおすすめです。
シリコンやプラスチック製のカップがついたものもありますね。
これらの製品も水洗いができて便利ではあるのですが、首回りが当たって痛かったりかゆかったり、 エプロン自体に不快感を覚えてしまうことも。
「楽しく食べる」ためには、 どのような素材がいいか、子どもの気持ちになって素材を選ぶとよいでしょう。
こぼれることを前提に、片づけを楽にする工夫で乗り切る
1人食べを練習している赤ちゃん世代であれば、スプーンを振り回す、器を倒すなどのハプニングは日常茶飯事。エプロンでは防ぎきれない食べこぼしも多くあるものです。こぼされることを前提に片づけのための対策をすることで、食べこぼしのイライラを解消するのも有効な手段の一つです。
中でも手軽なのが、床にシートなどを敷いておく方法です。
赤ちゃんの下だけでなくやや広い範囲に敷いておくのがポイント。食べこぼしを拾う手間が省けるのはもちろん、細かく砕けた食べ物や汁物がフローリングの溝に入るのを防ぐだけでも、食べこぼしの片付けはずいぶんと楽になります。食事用のシートは、繰り返し使える洗えるタイプ、使い捨てできる防水シートなどがあります。
こぼれることを気にしすぎて、ブルーシートや新聞紙を敷いている場面をたまに見かけますが、 こちらもエプロン同様、「子どもにとって楽しい食事の場面になっているか」という視点で考えてみるとよいでしょう。
カラフルで可愛い柄のデザインや、目にやさしいオーガニックなものなど、 目に入る風景も食事の一部ととらえてコーディネートすると、食事の時間が楽しくなりますよ。
割り切った考えでイライラの要素を減らそう
エプロンを付けておいたのに結局着替えが必要になった…など、対策が失敗したことによりイライラが増すケースも多くあるものです。そんな場合に有効なのが、割り切って考えることでイライラの要素を減らす方法です。
例えば、夕食の後はすぐにお風呂に直行というスケジュールにしておくと、食べこぼしの有無に関わらず服を脱ぐため、着替えの回数や洗濯の枚数は増えません。どうせお風呂で綺麗になると思えば、顔や髪に食べ物が付くのもそれほど気にならないでしょう。食器洗いなどの家事は後回しにする…と最初から割り切ってしまえば、イライラすることもありません。また、忙しいことの多い平日の朝食は、パンや野菜スティックなど片付けやすさを重視したメニューにする、食べこぼしが多そうなメニューだけは親が食べさせてあげるなど、自分なりのルールを決めて割り切ってしまうのも一つの手です。
食べこぼしが盛大なのは、小さいうちの数年間のみ。「絶対にこうしなければ」と気負いすぎずにその期間をやり過ごすこともイライラ対策として有効です。
大人のイライラは子どもにも伝わってしまうもの。
「食べるって楽しいな、おいしいな」と感じられるように、様々なお食事グッズを使って、 心に少し余裕をもってゆったりと食事の時間を楽しめるといいですね!