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成長とともに見られることはあります。ルールはないので、いつもの習慣を変えてみたら?
お子さんの体重が減ってきてしまうと、「何とか食べてほしい」という気持ちになりますよね。 ただし、「1歳過ぎから、食べる量が減ってしまうことはよくある」と言われています。 上手に噛めていないうちは何でも食べてくれることが多いのですが、顎や舌の動かし方がわかってきてよく噛めるようになると、それまでよりも食材の味を感じ取りやすくなります。 すると、お子さんによっては、ちょっとした味や食感の違いに敏感になり、「食べたくないな」と感じてしまうことも…
さらに、自我が芽生えて自分の好き嫌いを表現するようになると、気分が乗らなかったり、気に食わないことがあると、「今は食事をしたくない」という気持ちになってしまうことも考えられます。 以前のように食べてもらうようにするためには、今までの方法をリセットしてみるのが効果的かもしれませんね。
例えば、
- 手づかみ食べ、スプーン食べ:口まで運んで食べさせてあげる
- 薄味の和食:味の濃さを変えたり、洋風の調味料を取り入れる
- 手作りの料理:ベビーフードを取り入れてみる
- 決まった時間の3回食:おなかが空いているタイミングに変えて回数にこだわらない
- ダイニングチェアに座らせる:座る場所を変える(席順、ローテーブルで食べるなど)
こういったことで、食事や環境を改めてみてはいかがでしょうか?離乳食期のお子さんが 病気をした後は、食べやすいように1段階戻すことが食欲を回復させる方法として使われることがあります。同じように、「成長すれば必ず食べ方は進化していくもの」という考え方を捨てるすることも大切です。 「食べる時間、内容、量は、必ずこうしなければならない!」というルールはないのですから、あくまで今のお子さんはどういった食べ方が向いているのか(受け入れてくれるのか)、という視点で試してみることをおすすめします。
栄養のことを考えると、あれもこれも食べてほしいと願うものですが、今は食べられる方法を見つけてあげて、食べる楽しさを失わせないようにしていきましょう。 栄養不足が気になる場合は、フォローアップミルクなどを利用してみるのもおすすめですよ。 何かのきっかけで、お子さん自身が食べる喜びに気付くことができたら、そこから食べる量は増えていきます。それまではお母さんも負担のない範囲で、付き合ってあげてくださいね!
今回は、【管理栄養士】が回答しました。