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まずは体重が“減らない”ということが大切。食べる量を一日を通して調整してみて。
身長・体重が伸び悩むと、どんなものを食べさせたらいいのか迷われますよね。
2歳のお子さんとのことですが、これまでの乳児期と比べてると、体をたくさん動かせるようになったことで活動の幅も広がり、活発なご様子が見られる時期かと思われます。運動量が増えると食事で得たエネルギーも消費してしまうため、一時的に身長や体重が多少伸びにくくなるのはある程度仕方のないこととも言えます。
まずは体重が“減らない”ということが大切です。現状では増えてはいなくても減ってもいないご様子ですので、1回の食事量としては足りているように思えます。1回の食事量を増やすかどうかだけにとらわれず、補食としておやつ(蒸しパンやごはん、口の中で溶けるクッキー等)を追加してみる等、食べる量を一日を通して調整してみることをおすすめします。
また、現在嚥下の訓練中とのことですので、まだ口の中の機能や食べ物を飲み込む力もしっかり育ち切っていないのではないかと考えられます。嚥下も咀嚼もどちらも口周りや舌等の筋肉を動かすことが求められます。口周りの筋肉を育てるには、頬を触る、アイス等を舐めとる、顔の真似っこ遊び、ラッパの玩具を吹く等もおすすめです。食事は柔らかく食べやすいものでいいので、食べられるものを食べながら「口に入れる→舌でつぶす・噛む→飲み込む」をたくさん経験し、食べる楽しさを知っていけるといいですね。固さのあるものや口の中でまとまりにくいものは避け、ご相談者が実践されているように、あんかけなどとろみをつけてあげると食べやすいです。
今も小児科にはかかっていらっしゃると思いますが、引き続きご相談は続けてみてください。栄養相談のできる医療機関もありますので、伸び悩むようでしたら相談してみてもいいかもしれませんね。
※今回は、一般社団法人ぽけっとの【言語聴覚士】が回答しました。