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はじめての一口を食べさせるのは1歳をすぎたあたりが一般的です
食物アレルギーのなかでも蕎麦は、微量でもアナフィラキシーショックなどの重篤な症状を起こしやすいため、注意が必要な食材です。口から食べる以外にも、蕎麦を茹でている蒸気を鼻から吸い込むことでアレルギー症状が出る場合もあるくらいです。
卵、牛乳、小麦などの食物アレルギーが、比較的年齢とともに食べられるようになることが多いのに比べ、そばアレルギーはすべての年齢層にみられる食物アレルギーで、いったん発症すると耐性を獲得できる可能性が低い(食べられるようになりにくい)とされています。
と、このようなお話しをしてしまうと、ますます心配になってしまいますね。でも食物アレルギーの知識を持っておくことは大切なことです。
さて、そんな蕎麦ですが、大晦日に食べる年越しそばや引っ越し蕎麦、彼岸そばなど昔から日本人になじみが深く、栄養的にもすぐれていることが知られています。ご両親ともに蕎麦好きとのことで、お子さんが蕎麦デビューしたあかつきには楽しみが増えますね!
はじめての一口を食べさせるのは1歳をすぎたあたりが一般的です。
また、食物アレルギーが心配な食材をはじめて食べさせるのは、できればなにかあったときにすぐ受診できるよう、日中が好ましいです。
はじめの一口は蕎麦1本分を一口大に切ったものを一口分で十分です。その後、蕎麦アレルギーの反応は、症状が出るまで数分~数時間かかるので、注意して様子をみてあげましょう。
症状で多くみられるのは、じんましんやかゆみなどの皮膚症状です。それ以外では唇やまぶたが腫れる、くしゃみや咳が出る、嘔吐や下痢がでるなどの症状がみられることがあります。
子どもの体調がすぐれないときにはじめての一口を与えると、症状が出たかどうかの判断がつきにくいことがあるので、体調のよいときにスタートしてみましょう。
家族みんなで美味しいお蕎麦を囲めるといいですね!
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