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消化に負担がかかったり、栄養のバランスが崩れやすくなることが考えられます。
日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、1~2歳児の「推定平均必要量」は15gとなっています。この数値は、半数の人が必要量を満たすものであるため、個人差によって不足する場合があります。そのため、ほとんどの人が必要量を満たすとされる「推奨量」を最低基準とすることをおすすめします。1~2歳児であれば、推奨量は20gとなっていますよ。
たんぱく質量で示されてもわかりにくいかもしれませんので、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」に記載されている食材の目安量をご紹介しますね。
- 魚:15~20g
- 肉:15~20g
- 豆腐:50~55g
- 卵:1/2~2/3個
- 乳製品:100g
これらを1日の中で摂ることができれば、推奨量を満たすことが可能です。(主食、野菜、果物をそろえた場合)
たんぱく質は、筋肉、骨、ホルモンなどの材料となることもあり、必要不可欠な栄養素です。ただし、たんぱく質を必要以上に多く摂った場合、たんぱく質を多く含む食材には脂質も豊富なことが多いため、エネルギーを摂り過ぎることがあります(肥満のリスク)。
また、主食などがあまり食べられなくなり、エネルギーに占める炭水化物の割合が少なくなってしまうことも考えられます(効率のよいエネルギー不足)。
こういったことからも、たんぱく質の数値ばかりに気を取られず、目安の食材量を参考に、バランスよく様々な食材を食事に取り入れるようにしてみてくださいね。
今回は、【管理栄養士】が回答しました。