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量を減らすことよりも質の見直しを!
毎日笑顔で食事を食べてくれると、料理を作る側としてはこの上ない喜びややりがいを感じますよね。ただ、それが原因で望んでいない結果になるのは困りもの。適正体重に近づけるようアドバイスしますね。
お話しいただいた食事状況だけですと、問題点を見つけ出すのは難しいのですが、、、
- よく噛んでから飲み込ませる(早食いは満腹になるまでに時間がかかり、食べ過ぎにつながります)
- 白飯は90g程度を目安にし、食感のある野菜を取り入れたおかず・汁物と一緒に食卓へ出す
- おやつは小魚・ナッツ・煎り大豆など、噛む回数が増える&ビタミンやミネラルを含んでいるものへ変えてみる
こういったことを意識してみると良いと思います。ポイントは【満足感を増やす】、【エネルギーに変わりやすい栄養を補給する】ことです。
また、保育園でのおかわりは、先生に相談して量を決めておくのもいいと思いますよ。(おかわりは、子どもの裁量ではないと思いますので)
これまで食べていた量にもよりますが、おかわりの時はすべてのお皿で1口程度までとすることで、「おかわりできた」という気持ちは失わせないようにしつつ、全体的に食べる量を調整していく必要があります。
食事面の他には、体を動かす機会を増やすこと。一緒に取り組めるサッカーや野球など、ちょっとした道具と場所があればできる遊びなどで楽しく運動する時間を増やしてあげましょう。室内遊びであれば、DVDや音楽をかけて、リズムに合わせて一緒に自由に踊ってみたり、子どもでも取り組める簡単なヨガのポーズにいくつか挑戦してみたり、環境に応じて取り入れてみるのも良さそうですよ。
くれぐれも食べる喜びはなくさず、量を減らすことよりも質を見直すことに重点を置いてくださいね!例えば、大好きな果物の半分は小魚やナッツに置き換えてみるとか、おかずの量が減ったと思われないようにカサ増し食材(きのこ、もやし、海藻などの低エネルギーで栄養のあるもの)を加えてあげるのがおすすめです。
なお、成長期のお子さんですので、体重が減ることを期待しないようにしてくださいね。成長とともに体重の増加はつきものですから。
長い目で見て、体重の増加の幅が少しずつ小さくなっていくことを目標にすることと、過度に意識し過ぎないことも大切です。成長曲線はあくまで成長の目安ですので、今よりも大きくはみ出さなければOKというぐらいの気持ちで向き合ってあげてくださいね!
※今回は【管理栄養士】が回答しました。