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成長曲線を下回ってなければ焦らなくても大丈夫!まずは上手に食べられる体づくりから始めましょう。
食べてくれるものが偏っていたり少なかったりするのは心配になりますよね。お話を聞く限りでは、お子さんは食事そのものを嫌がる感じではなさそうなので、味や見た目、感触といった好みが明確にあるのだと思われます。
一度苦手と感じてしまうと抵抗感になってしまい、お子さんの中で“大丈夫”と感じられるものを選んで食べているご様子です。ただ、残念ながらそれらはすぐに受け入れられるようにならない場合も多いです。すぐに改善していくことは難しいとは思われますが、今の“食べることは好き”というお気持ちを大事にしつつ、他の食べ物に興味が広がるチャンスを待ってみるのもよいと思われます。
お子さんはお兄さんの真似が大好きとのことなので、他者(特に子ども同士)からの影響を受けやすいという印象を受けました。そのため今後保育園や幼稚園に入園される予定があるならば、入園後に出会うお友達が食べているご様子に影響を受けて食べられるものが増えるのも期待できます。
また市販の食べ物を活用することについては、お母様の努力もあって栄養面や成長面には問題はないとのことなので、今は思いつめずに少しずつ増やしていこうという心づもりで野菜の粉末等市販のものを頼っても問題ないと思われます。一生懸命作っても食べないとなると、作ったお母様としては少しやるせないお気持ちになってしまうかと思われますので、遠慮せず活用していければと思います。
お家では無理に食べられるものを増やそうとするよりも、お子さんと楽しく遊ぶなかで、お顔や口周りに触れたり、にらめっこといった感覚遊びを取り入れていけると、徐々に口の中に受け入れられる感触の幅が広がると考えられます。カミカミが上手になるためにもぜひふれあい遊び等をたくさん取り入れていただき、お口周りの発達を促していけると良いでしょう。
※今回は、一般社団法人ぽけっと【言語聴覚士】が回答しました。