発音と食事って関係してるの!?

現在、連載中のコラムでは、子育て関連のサイトや雑誌ではあまり登場することがなかった専門家たちが、子育て中の皆さんに是非、伝えたいことを発信しています。
作業療法士、臨床心理士による連載はすでにスタートしていますが、今回から言語聴覚士による連載が加わります。
その1回目は、発音と食事の関係性についてです。

毎日の食事で発音の基礎がつくられる

私たちがお会いする『発音が悪い』というお子さんたちは、しっかりと口を閉じて食べられない、柔らかいものばかり好んで固いものや弾力のあるものを噛んで食べることが少ない、飲み込むのが早くてよく噛んでいない等、何かしら食事の中で、食べ方の‶クセ‶を持っていることが多いです。
食事の場面ですと、食べ方やマナー、好き嫌いに目が行きがちですが、口の動きや噛む回数等、それぞれのお子さんの食べ方の“クセ”に注目してみてください。口を開けたまま食べるお子さんには「お口を閉じて、もぐもぐだね。」など、あまり噛んでいないお子さん「かみかみ♪」とリズムをつけながら伝えてみる、など、声かけのポイントが見えてくるはずです。また、声かけだけではなく、一緒に食べる(噛む)動作を見せてあげると、どのような動きをすればよいのか、お子さんにとってより分かりやすくなります。

 

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例にあげたような関わりは一般的な育児書等にも書かれていますし、実際に日常の関わりの中に取り入れていらっしゃるお母さんもいるかと思います。しかし、毎日の食事の中で『発音』を育てる基礎がつくられているなんてことを、意識されている方は多くはないでしょう。このように、ちょっと違った視点で食事を見てみると、今のお子さんを知るヒントがたくさん隠れているかもしれません!

 

連載企画第2回目は、「離乳食の進め方のポイントは、口の動き!」です。

 

※今回は、一般社団法人ぽけっとの【言語聴覚士】が執筆しました。

 


 

一般社団法人ぽけっと

corporate009_img012017年2月設立。児童発達支援・放課後等デイサービス事業『発達支援ルームぽけっと』や園や学校の先生方を支援する研修・巡回事業等のサービスを提供しています。
https://www.pocket-room.org/


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