子育て中の悩みとして多いのが歯磨き。仕上げ磨きをするために大泣きする子ども相手に試行錯誤したり、ときには格闘しながら歯磨きをするママも多いのではないでしょうか。
4歳ごろになると歯磨きの大切さも理解できるようになってきて、やっと抵抗なく歯磨きが出来るようになってきたと感じられます。ただ、この頃になるとチョコやグミ、スナック菓子などおやつのバリエーションが増えたり、子どもが自分で磨けるからと大人が仕上げ磨きをすることが減りがちな時期です。そうなると心配になるのが虫歯。
4歳ごろの乳歯(子どもの歯)の時期に正しい歯磨き習慣が身についていると、永久歯(大人の歯)になっても虫歯になりにくくなります。乳幼児期のうちから、きれいな口内環境を保つ習慣を身につけさせましょう。
乳歯のうちからしっかりケアを
子どもの歯は3歳ごろに20本の乳歯がほぼ生え揃い、上下の噛み合わせができあがります。そして6歳ごろから永久歯に生え変わり、12歳ごろまでに全部永久歯になります。
4歳ごろはまだほとんどが乳歯です。乳歯のうちは「いずれ生え変わるから虫歯になっても大丈夫」と思いがちですが、乳歯は虫歯の進行がとても早く、治療しないでいると数ヵ月の間に急に進行してしまい、痛みが出たりすることもあります。
また、乳歯のときに虫歯が多かった子は虫歯菌が増えている状態であることが多く、永久歯に生え替わっても虫歯になりやすいことがわかっています。
虫歯にならないために
生まれてすぐの赤ちゃんの口の中はきれいですが、少しずつ菌が住みつきます。特に以下のようなときは菌が増えるので要注意です。
菌を増やさないために、2つのポイントをおさえましょう。
幼児期・特に4歳ごろの歯磨きのコツ
この時期の子どもには少しずつ自分磨きの習慣をつけていきましょう。子どもが磨いたあとは、必ず大人が仕上げ磨きをしてあげることが大切です。
歯磨きが「楽しい!」と思えるように、親子家族で一緒に磨くなど、工夫してみましょう。
歯磨きのステップ
1. 手鏡を使って口の中を見ながら磨く
子どもに手鏡を持たせ、口の中を見ながら自分で磨かせましょう。
2. わかりやすい言葉で磨き方を教える
「歯と歯ぐきの間に歯ブラシをあてて、コチョコチョ動かしながら磨こうね」など、子どもに伝わりやすい声かけをしながらやってみましょう。手の甲などに歯ブラシをあてて、歯ブラシの動かし方や力加減を見せてあげるのも良いでしょう。
3. 染め出し液でチェックしてみる
歯磨き後に染め出し液を使って、磨けているかをチェック。「色がついているところは菌がいるからしっかり磨こうね」など、子どもにも状態を見せながら説明すると子どもにも伝わりやすいでしょう。
4. 大人が仕上げ磨きをする
どんなに器用な子でも、奥歯などはなかなか上手く磨くことができません。磨けているつもりでも、きちんと歯ブラシが当たっていない事もあります。必ず大人が仕上げ磨きをしましょう。仕上げ磨きは奥歯や歯と歯ぐきの間など、子どもが磨くのが難しいところを中心に磨いてあげます。上唇の口唇小帯にはブラシが当たらないようにします。
ここに触って痛いという感覚が、歯磨きを嫌がる誘因になったりもします。
丈夫な歯を育てるために
虫歯は歯磨きだけで防げるものではありません。菌のもととなる食べものや生活習慣にも注意が必要です。
よく噛んで食べる
食事はしっかり噛んで食べることが大切。噛むことで唾液の分泌が促されるとともに、あごが発達し歯が丈夫になります。料理はかたいものややわらかいものなど、さまざまな食感のものを用意しましょう。
床に足をつけて食べる
足が床につくことで、噛む力は15%アップするといわれます。足がぶらぶらするときは踏み台や厚い雑誌などを利用して、足裏がきちんと床につくように調節しましょう。
おやつは歯につくものを避ける
キャラメルやチョコレートなど、歯にくっつく粘着性の強い食べものや飴など、長い時間口の中に入れておく食べものは虫歯の原因となります。また、ジュースや乳酸飲料、イオン飲料なども避けるのが望ましいです。
おやつは旬の野菜やチーズ、よくかんで食べるナッツや煮干しなどを中心にするとよいでしょう。飲み物は水やお茶にし、甘いものならば生の果汁を選ぶのがおすすめです。