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保育園の給食を参考にしてみて。
食事の量については、相談内容を見る限り多すぎるということはないと思いますよ。
基本的には、保育園の給食を参考にすると分かりやすいでしょう。
食事形態(離乳食完了期、幼児食など)によって、栄養量や盛り付けの量は施設ごとに決められているはずです。1日に必要なカロリーや栄養量の1/2~1/3は給食で補えるように調整されているので、ご利用の園がどのような考えで提供しているのかを確認した上で、ご自宅での食事内容を考えてみることをおすすめします。
お子さんの体形が少し気になっているようですが、1歳くらいですとまだまだ顔がふっくらしている頃です。徐々に動き回る量が増えてくると、いつの間にか頬が引き締まっている、ということが多いですよ。自身も、知人のお子さんなど数ヵ月会わないだけでだいぶ印象が変わっていて、「赤ちゃんらしさが抜けたね」などという会話につながった経験が何度もあります。(それくらい、お子さんのからだの変化は早いものです。)
それでも体質的にがっちりとしたからだつきをしていたり、成長曲線が大きめなお子さんもいますが、それはそのお子さんの個性として見守ってあげると良いと思います。(あまりにも大きすぎる場合は健康診断などで指摘がありますので、その際に具体的な指導を受けてください。)
食事内容で気になったのは朝食に何かプラスできたらいいなということです。
パン+バナナ、またはごはん+バナナ、という内容でしたが、これらはからだを動かすためのエネルギーに素早く変わる炭水化物がほとんどを占めています。炭水化物をエネルギーとして使うためにはビタミンB1などのビタミン類が欠かせないため、そういったものを補ってあげると良いですね。
◎ ビタミンB1を多く含むもの…豚肉/豆類(大豆・枝豆・グリンピースなど)/のり/ごま
これらはビタミンB1だけでなく、食事に不足しているたんぱく質も摂ることができます。
【アレンジ例】
- パン⇒冷凍の枝豆やグリンピース+ちぎった焼きのり+溶けるチーズをのせて軽くトーストすればOK!
- ごはん⇒しょうゆやみりんでうす味に甘辛く炒めた豚ひき肉+いりごまをふりかければOK!
このような感じでひと手間加えてあげると、食べたものを効率的にエネルギーとして消費しやすくなり、肥満への不安も解消できますよ。他にも思いつくアレンジが見つかったら、手間のかからないものをぜひ取り入れてみてくださいね。
まだまだ消化吸収機能も未熟な状態ですので、今のうちから食事制限をして摂取する量を気にするよりも、お子さんと一緒にからだを動かす環境を作って、消費する量に意識を向けてあげましょう。家の中でもお子さんはおうちの方と一緒に音楽に合わせて体操やダンスをするだけで十分楽しめますし、ご自身のエクササイズ&運動不足解消にもなって一石二鳥ですよ!
※今回は、【管理栄養士】が回答しました。