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メニューはバナナを入れたホットケーキ、ちくわを入れたお好み焼きなどがおすすめ
お母さんが台所に立つようすをよく見ているのですね。子どもの“やってみたい”の気持ちはなるべく応援したいものです。
食事づくりのお手伝いには、包丁や火を使った調理のお手伝い以外にも色々ありますね。すでにお手伝いしてもらっていることも多いかもしれませんが、野菜を洗ったり、皮をむいたり、茹でたまごの殻をむいたり。テーブルをふいたりお皿を並べたりすることも、お手伝いですね。
包丁や火を使った調理のお手伝いは、確かに危険が伴います。こういったお手伝いはだいたい5,6歳ごろから始めることが多いですが、お子さんの成長を確かめながら判断しましょう。
包丁を使うときの注意としては、「ねこの手」を説明し、大人が見本を見せ、切りやすい食材から経験させます。例えばチーズ、バナナ、ウインナー、ちくわなど、子どもの力でも切れるようなものがよいでしょう。このときに、食材のもつ香りや感触なども伝えながら楽しめるといいですね。
同時に、包丁はよく切れるから、刃の部分をさわると危険なことも伝えます。そして、まな板の上に置くときも、刃は向こう側を向けて置くようにしましょう。
火を使うお手伝いですが、炒め物の場合は深めのフライパンの方が具が散らかりません。ただ、はじめはこういった炒め物よりも、ホットプレートを使ったお手伝いの方が、落ち着いて見守れます。お好み焼きやホットケーキをひっくり返してもらうとよいでしょう。
この時に、熱いから触るとやけどすることを伝えます。子どもの手を持ち、プレートに少し手を近づけて(触ってしまわないように気を付けてください)、「熱い」を理解させてあげるのも方法です。
いずれにしても、必ず大人が側で付き添います。
子どもから目を離すと危険なので、大人が隣で料理をしながら手伝わせるということはなかなかできません。
そう考えると、包丁や火を使うお手伝いは、夕食づくりのときではなく、休みの日のおやつの時間のようなタイミングがよいかと思います。
メニューとしては、切ったバナナを入れたホットケーキや、ちくわを入れたお好み焼きなどをおすすめします。一緒に切って・混ぜて・焼いて食べると、きっと美味しいおやつができあがりますよ!