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肉や魚を食べないことで、今すぐお子さんの成長に大きな影響があるわけではない。ゆったり見守ろう。
大人になっても、ついつい肉ばかりの人も多い中、動物性たんぱく質や植物性たんぱく質をバランスよく食べられたら…と、今後の成長を考えて心配なのはごもっともじゃ。でも、まずは、納豆、卵、チーズと牛乳が食べられているとのことなので、肉や魚を全く食べないとしても今は栄養的には問題ないといえるじゃろう(植物性たんぱく質ばかりだと、例えば大人だったら貧血などが心配じゃが…)
2歳前後の年齢で肉や魚のパサパサ感が苦手な子は多く、保育園でも3・4・5歳児になったら自然に食べるようになった子をたくさん見てきたのじゃ。
とはいえ、どうしても肉や魚を食べさせたい、というお気持ちもものすごくわかるのじゃ。その場合には、肉や魚を煮込んだ鍋やスープだけ飲ませる方法で与えることも一つの方法。
また、ハンバーガーやホットドッグ、サンドウィッチなど、いろいろな具を自分ではさんで食べるバイキング形式を、たまに食卓で楽しんでみてはどうじゃろう?
自分で作るたのしさと、いろどりや形など、見て作って味わう。お店屋さんごっこのようにしても興味を持つかもしれないのじゃ。
肉や魚を必死で食べさせようとすればするほど、お子さん自身が「食べなくちゃいけないのか…」という気持ちになってますます食べなくなってしまうことも考えられるので、無理強いは決してしないこと。今は食べなくても心配しすぎず、食卓をぜひ楽しく囲んでお子さんとの会話を楽しんでいただきたいのじゃ!
(グローバルキッズ保育園 園長・保育士)