子どもの「食べない」を絵本で解決! ~野菜編~

緑の野菜はだめ、トマトはいや、カレーに入れないと食べない、、、子どもの野菜嫌いはさまざま。見た目や味付けを変えても、味覚が敏感な子どもはすぐに気づいてしまいます。 もしかすると、食卓にのぼる野菜だけではなく、畑で育つ姿やお店で売られている丸ごとの形を見れば、子どもの反応も変わってくるかもしれません。
ママパパだって苦手な野菜があったはず。今すぐには食べてもらえなくても、成長とともにお子さんの好きな野菜が増えるといいですね。

『やさいのおなか』

出典:福音館書店

1歳〜

いつも食べている野菜の断面(おなか)をじっくり見てみたことはありますか?

外から見ているだけだと分からない、不思議な形が隠れているんですよ。

そんな野菜のおなかがたくさん登場! 身近な野菜のおもしろい一面を味わえる絵本。

 

 

「これなあに」で始まる白と黒で描かれた野菜のおなか。
ページをめくると、今度はカラフルな野菜のおなかと、その野菜がそのままの形で描かれています。
いつも食べている野菜が、どんな形をしていて、切るとどうなっているのか、どんな名前の野菜なのか。繰り返し読みながら問いかけを変えることで、子どもたちは考えたり、当てて喜んだり、親子で楽しみながら読める絵本です。

『にんじん だいこん ごぼう』

出典:福音館書店

2歳~

赤いにんじんも、黒いごぼうも、昔々はだいこんみたいに真っ白でした。

泥んこ遊びをして汚れてしまった3人は、お風呂に入ることに。

熱い一番風呂ににんじんが、ぬるいお風呂にだいこんが、最後にごぼうが入りました。お風呂からあがった3人は、どんな体の色になったでしょうか……?

 

にんじん、だいこん、ごぼうが擬人化され、遊んだりお風呂に入ったりする中で、にんじんが赤く、だいこんが白に、ごぼうが黒くなったのはどうしてかな、というお話です。
3つの野菜の人間っぽい表情やしぐさ、性格が愛らしく、それぞれの色になった理由も親しみやすい、おもしろい絵本です。
読んだ後はお料理を見て、野菜や色に興味をもつきっかけになるかもしれませんね。

『トマトのひみつ』

出典:福音館書店

4歳~

トマトは虫を寄せつけないひみつの力を持っているのをご存じですか。

実は、トマトは虫の嫌いな匂いを出しているのです。このひみつのおかげで、トマトは真っ赤にうれました。

トマトの不思議な秘密の正体をあかす、トマトの視点から描いた写真絵本です。

 

 

 

 

トマト畑に集まる虫たちとトマトの成長を、トマトの視点で描いた絵本です。
畑にはどんな虫が何をしに来るのか、その虫たちから身を守るためにどんなひみつがあるのか、虫の生態やトマトの成長が学べるお話です。
虫たちから身を守ったトマトが、最後は熟して美味しそうな赤色に。思わず食べてみたくなるような写真絵本です。

 

 

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