豆まきに恵方巻! 節分を親子で楽しむコツ

2月3日は節分の日。豆まきをしたり、恵方巻を食べたりと、節分にはさまざまな伝統文化があります。今回は、節分の文化に込められた願いや、それらを楽しむポイントをご紹介します。

どうして豆まきをするようになったの?

「節分」とは季節の分かれ目という意味で、もともとは立春(2月4日ごろ)、立夏(5月6日ごろ)、立秋(8月8日ごろ)、立冬(11月7日ごろ)の前日の4つを指していました。ところが、今は立春の前日である2月3日だけを呼ぶように。これは、旧暦は春から1年が始まるため、立春がお正月と同じくらい大切な日だったからです。

 

立春の節分では、新春に向けて、悪いことを引き起こす邪気や冬の寒気を払うために、豆まきが行われるようになりました。かつて、鬼は悪いものの象徴であり、災害や病は鬼のしわざとされていました。そして、魔物の目(魔目=まめ)に豆を投げつけると、魔を滅する(魔滅=まめ)ことができるという考えから、「豆」には鬼を封じ込める力があると考えられていたのです。

 

家族で一緒に! 豆まきしよう。

豆まき用の豆は、大豆を炒った「福豆」を使います。これは、「魔目(まめ)を射る」という言葉にかけており、拾い忘れた豆から悪い芽が出ないようにするという意味も込められています。

福豆は枡に入れて神棚に供えますが、枡や神棚がない場合は、目線より高いところに白い紙を敷いて供えればOKです。

 

豆まきは、節分の夜に窓を開けて「鬼は外!」と外へ向かって豆をまき、鬼が戻らないようにすぐ窓を閉めてから「福は内!」と室内にまくのが一般的です。奥の部屋から順に玄関の方までまいて、家中の鬼を払います。

 

ただ、豆は小さいので、誤って飲み込み気管に詰まったりすることもあるため、乳幼児には注意が必要です。本物の豆を使った豆まきは大人の目の届くところで、または、丸めた新聞紙を豆に見立てて投げるなどの工夫をしてもよいですね。