虫歯や歯並びにも悪影響!<br>“噛まずに飲み込む”の簡単解決法とは?

食生活の変化から、食べ物をよく噛まずに飲みこんでしまう子どもが増えていますが、しっかり噛んで食べることはさまざまな面で健康に良い影響をもたらします。
そこでここではよく噛んで食べる習慣を付けるコツ、噛まずに飲んでしまう子に効果的な改善方法を紹介します。

歯の健康から脳の活性化まで!
よく噛むことのメリットをチェック

「食べ物はよく噛んで食べた方がよい」と思ってはいるものの、具体的なメリットはあまり意識していないという人も少なくありません。よく噛むことでどのような効果があるのかをまずは確認してみましょう。

 

消化吸収を助けて胃腸への負担を減らす

食べ物が細かく砕き、唾液と混ざった状態にしてから飲み込むことで消化しやすくなります。

 

虫歯の防止や歯並びなど歯の健康につながる

よく噛むことで唾液がたくさん出て、虫歯予防の効果が期待できます。また、顎が小さいと永久歯が入りきらず歯並びが悪くなることがあります。噛むという動作はあごの発達を促してくれます。

 

情緒の安定や脳の活性化にも貢献

物を噛むという動作は、体の緊張を和らげてストレスを解消する効果があり、情緒の安定に貢献します。また、顎を動かすことによる筋肉の刺激が脳に伝わることで、脳の動きを活性化する効果も期待できるそうです。

モグモグの練習がスタートする離乳食期、
よく噛む習慣を付けるコツは?

離乳食期は、よく噛む習慣をつけるにも大切な時期です。「喉に詰まらせないように…」と、やわらかいものを与えてしまいがちですが、いつまでもやわらかいものだけを食べていると「食べものは噛まずに飲んでよい」という誤った認識を赤ちゃんがもってしまいます。噛む必要性が認識できるよう、離乳食の進度に応じた範囲で硬さのあるものをきちんと取り入れていくことが必要です。

 

また、水や汁物で流し込むのも噛まないくせをつける原因となりがちです。モグモグとよく噛み、そのあとで飲み込むという習慣がつくまでは、口の中に食べものが入った状態で水分を含ませないようにするのも効果的です。小さな赤ちゃんは、親の動きを真似することも多いので、モグモグと口を動かし、よく噛む様子を見せてあげるのもよいでしょう。

噛まずに飲み込んでいる子に有効!
ちょっとした工夫で改善できる

噛まずに飲み込む習慣がついてしまった…という場合でも、日々のちょっとした工夫で噛む習慣をつけていくことができます。方法はとてもシンプルで、よく噛まなければならない状況を意識してつくり出すだけです。

 

kokoro002_03もっとも簡単なのは、食材を大き目にカットすることです。小さく切ってあるものはあまり噛まなくても飲み込めてしまいますが、大きくカットされているとそうはいきません。いつものメニューの食材を全体的に大きくカットするのはもちろん、細かく切って作っていたサラダを止めて、にんじんやきゅうりをスティック状にしたものなど、噛まないと飲み込めない状態で提供するのも有効です。

 

また、よく噛まないと飲み込めない食材を取り入れるのも、ひとつの手です。たとえばこんにゃく、ごぼう、きのこ類などは火を通しても噛み応えがなくならず、食事にも取り入れやすい便利な食材です。いかやたこなどもよいでしょう。するめや煮干しなど噛むほど味のするもの、りんごや梨など噛まずには飲めないくだもの、堅いおせんべいのように噛み応えのあるものなどを取り入れることで、おやつでも噛む回数を増やすことができます。