保育園の給食は残さず食べてくるのに、おうちのごはんをあんまり食べてくれないとき、「もしかして私のつくった料理がおいしくないからなのかも」と思うことありませんか?
子どもがごはんをパクパク食べない原因は、いろいろあります。その日の体調、見た目や味、食感、好き嫌い、それにやっぱり、おなかがすいているかどうかということも大きな要因です。
保育園でも、朝ごはんの時間が早い子どもと、ゆっくりな子ども、元気に外でたくさん活動した日と、室内で静かに過ごした日では、給食をもりもり食べる量やスピードに違いが出るものです。要は味だけではない。そんなことも分かっていながら、実際子どもがパクパクとリズムよく食べない日に、『おいしい?』と聞くのは、ちょっとドキドキする私。だからおいしそうに食べているときにだけ『今日のごはん、おいしい?』と聞いてみたり。
そんなある日、急にうちのパパさんが『ママのごはんと保育園のごはん、どっちがおいしい?』と子どもに聞きました。できればしてほしくなかったその質問。
3歳の長女の答えは、『う~ん、ほいくちょ(保育所)!!!』
ママ、『チーン。。。(失笑)』
そんなママのようすを察したのかどうか、最後に『ママのごはん、おいしいよっ!』と、なぐさめの言葉をいただきました・・。
と、こんな感じでもしも私が体験したような、ちょっと悲しい場面に遭遇してしまったとしても、そんなに落ち込まないでくださいね。子どもの言うことも日々変わります。
それに以前のコラムでも書きましたが、保育園の給食は子どもに応じて、工夫を凝らしながら調理する調理員さん、子どものようすを見ながら上手に言葉がけをする保育士さん、何より隣でもりもり食べているお友だちがいるのです。
例えば家庭でも、だれかお友だちと一緒にごはんを食べることになったときに刺激を受けて、いつもは苦手で食べない野菜も食べはじめたり、普段は動き回ってなかなかいすに座っていない子も集中してごはんを食べたり・・・なんて経験はありませんか?
保育園は常に周りのお友だちから刺激を受けられる場所です。そんな環境のもとで食べる給食は、よりおいしく感じるものです。
それに、保育園の給食を残さず食べるのは、やっぱり子どもたちも小さいなりに“保育園”という社会で、多少なりとも頑張っているということもあるのだと思います。だからおうちでは少しわがままに、甘えたくなる部分もあるのかな、と。
でもやっぱり、パクパクもりもり食べてくれたり、『ママのごはんが一番おいしい!』なんて言ってもらえたりしたら、苦手な料理もついがんばっちゃいますよね!
HAPIKUのサイト内でも、実際に給食を食べた子どもたちから人気のあったメニューレシピなども紹介しています。もちろん子どもにもそれぞれ好みがあるので、すべての子どもから愛されるメニューというのもなかなか難しいのですが、いろいろと試してみて、子どもの『おいしい!』の笑顔を見たいものですね。