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普段の料理のなかでお手伝いしてもらう場面を探そう
子どもの“やってみたい”の気持ちに耳を傾けることは、とてもすてきなことじゃな。
いちばん簡単なところでいうと、おやつに『ラップおにぎり』はどうじゃろう。素手だとなかなか丸めるのが難しいのじゃが、ラップに載せれば簡単じゃ。ごはんを適量のせてあげて、それを好きなかたちに握らせてあげよう。ごはんに好きな具を混ぜさせてあげるのもよいじゃろう。
ほうれん草のお浸しなど、苦手な野菜があれば、細かく切って具にして、自分で混ぜさせてあげれば、食べるかもしれんよ。
2歳くらいであれば、『混ぜる』『つぶす』『ちぎる』『丸める』・・、そんなことが楽しい時期じゃ。
お手伝いができる料理をさがすより、普段の料理のなかで、このような作業をするときにお手伝いしてもらう、という風に考えた方が、お手伝いしてもらう場面がたくさん思いつくかもしれんよ。
野菜を洗うことや、できあがった料理を盛り付けること、お皿やお箸を並べること、など、お手伝いできることはたくさんあるのじゃが、お母さんが子どものようすをみながら、無理なくやらせてあげられることを、すこしずつやらせてあげて、『できた』という自信をつけさせてあげたいものじゃな。