A
まずは、しっかり治療を!その後は再発防止のために、食事や運動を通して免疫力を高めていきましょう。
急性中耳炎や滲出性中耳炎を繰り返されているのですね。お子さんも発熱や耳の違和感からご機嫌ななめになり、お母さんも苦労なされているのではないでしょうか。
病院にも通院され処方されたお薬を服用し治療もされているご様子ですが、お薬を使い続けることに不安を覚えてしまう、というお声は他の親御さんからも伺うことがあります。ただ、中耳炎は耳の中に鼻水等が流れ込んでしまい、細菌が繁殖してしまっている状態ですので、お薬を使ってしっかり細菌を根絶させていくことが実は一番重要です。お薬を途中でやめてしまうと、細菌が残り再発の原因となることがあります。そのため、まずはしっかり薬を服用することも大事なことと言えます。
合わせて気を付けていきたいこととして、病気や中耳炎にかかりにくいからだを作るために、バランスの良い食事をとり、体力をつけ免疫力を高めていくことです。離乳食も終了に近づいてきている月齢だと思われますし、これからもさまざまな食材を食べていきながら栄養のバランスを意識していけるとよいですね。
ただ、大事なことは栄養だけではなく、そもそも食べる意欲を持てるように日中にしっかりからだを動かし、“お腹がすいた”と感じてもらうことも大切です。食事への意欲を持ちつつ、食事を通して栄養を摂っていけるとよいです。
その他にも、免疫力を高めていくためには、『生活リズムの安定』も大切です。日中は太陽の光を浴びたり、外や室内でからだを動かす機会を設けつつ、睡眠(起床・就寝)の安定を意識していけると、『食べて・動いて・眠る』のサイクルが安定し、免疫力を高まっていきます。日常の生活の中で食べたり、動くこと、家族と関わることを楽しみながら、免疫力を高めていけると良いと思われますので、頑張り過ぎない範囲で意識していただければと思います。
今回は、一般社団法人ぽけっと【言語聴覚士】が回答しました。