A
少量使うだけであれば、市販のカレー粉でもOK!
離乳食完了期以降であれば、味のバリエーションを増やすためにカレー粉を料理に使うことができます。
カレー粉といっても、食品メーカーによって配合されている香辛料の種類や量が異なります。辛みが強かったり、お子さんが苦手とする香りの強いものも含まれている場合がありますので、選ぶときは香辛料の種類に注目してみてください。
【カレー粉によく使われる香辛料(スパイス)】
お子さん向けの香辛料としては、ターメリック~ガーリックまでがおすすめです。コリアンダーはエスニック料理にもよく使われますが、香りの刺激が強いためお子さんが嫌がるかもしれません。クローブも香りが強いため、配合量によっては気になるお子さんもいるかもしれません。ジンジャー・ブラックペッパー・カイエンペッパーは、辛みを調整するために大人用に足して使うのが理想です。
お手持ちのカレー粉にお子さん向きではない香辛料が使われている場合は、調理にひと工夫してみましょう。少しでも辛みや香りを和らげる方法をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
A:野菜はじっくりと炒めて甘味を引き出す
B:トマトを加える(生、缶詰、ジュース、どれでもOK)
C:ヨーグルト、牛乳、豆乳、ココナッツミルクなどを加える
D:すりおろしりんご、はちみつなどで甘味を加える(1歳未満のお子さんに食べさせるときには、はちみつは使わないようにしてください)
E:だし汁を加える
どのようなカレー風味の料理を作りたいかにもよりますが、お子さんが辛みに慣れてくるのは10歳くらいともいわれています。料理に使う際は、大人の半量以下にしてあげると安心です。最初は、耳かき1杯分から加えるようにして、お子さんの食べる様子を見てあげてくださいね。
1~2歳の頃は、薄味をベースにしつつ様々な味付けの料理を口にさせることで、食経験を豊かにしてあげましょう。カレー粉を上手に使えば少ない塩分でも味わいのある料理に仕上がりますので、活用してみてくださいね。
※今回は、【管理栄養士】が回答しました。