保育園の給食で気を付けていること
一瀬さん:調理では、普段の食卓に上がらないような野菜をなるべく出すように意識しているんです。もちろん子どもが食べやすい味付けを考えたり、お出汁を使って旨味を足したりしています。酸味だけでなく、たまには甘味を効かせるなど、味のバリエーションを増やすことでお子さんの味覚を育てるようにしています。
実は今日、オーブンクッカーで作ったものにも酢がほんの少し入っているんです。バターを使っているけれど、あっさり食べやすかったと思います。
いろいろ使える! オーブンクッカー
一瀬さん:オーブンクッカーは、今後デザートにも使いたいと思っています。焼き菓子はいつもはオーブンシート一面に生地を広げて、焼いてから切り分けるのですが、オーブンクッカーの中に生地が収まったら、そのまま焼いてきれいな状態で出しやすいですよね。
ミートローフやグラタンなどにも向いていそうです。美しく焼き上げても取り分ける時点でぐちゃぐちゃになってしまう、ということがなくなると思います。
食後はポイッと燃えるゴミとして捨てられるので、洗い物がすごく楽ですね。かなりの時短になるので、その分メニューの工夫など、ほかのことに目を向けていけると思います。
家庭の食事と給食の間に、良い循環が生まれるのが理想
一瀬さん:給食は、栄養の数値を満たすだけのものではありません。「この野菜、何ていうの?」などと学ぶ食育の場でもあります。お仕事や育児で忙しい中、家庭での食事だけでは得られないものが、この園では提供できているのではと思っています。
保護者の方からは、「家で食べない野菜なのに園では食べたから、レシピを教えてください」と声をかけられることもありますよ。
ちょっとクセのあるお野菜もどんどんお出ししています。和え物にしたり汁物にしたり、いろいろな出し方をしましたけど、「すごいなー!」って思うほど、子どもはよく食べてくれます。もちろん初めから食べられなくても構いません。一口食べてみて、こういう食材もあるんだなと気付くことで食への興味が広がるんじゃないかなと思うんです。
大人の先入観で子どもの食べ物を選んでいることが、どこかしらあるのではないでしょうか。お家で食べる機会がなかったものを園で食べることで、お家でも食べる機会ができるなど、良い循環があるといいなと思うんです。
これからも、お子さんと保護者の方のコミュニケーションが生まれるような給食を、工夫しながらお出ししていきたいと思います。
お話の終盤は、渡邊施設長にも加わっていただき、家庭の食事と保育園給食で補完しあいながら食の循環をうまく築き上げていきたいという熱い想いを語ってくださいました。
安心・安全、そして便利なオーブンクッカー
オーブンクッカーを実際に使ってもらった「マフィス横濱元町」の施設長さん、管理栄養士さんからは、このように「安心できる」「使いやすい」との感想をいただきました。
このほかにも、オーブンクッカーを使った全国の保育園や幼稚園から、こんな感想の声が寄せられています。
「アルミカップと違って、指を切るなどのケガがなく、カップも広がらないので安心して使用できる」
「アルミカップの使用で卵料理・蒸し物料理の色が変わる、アルミ特有の臭い、金属の味がするなどがなくなり、料理がおいしくなった」
「アルミが調理中に溶けだして、食材に移る心配がなくなり安心です」
「クリスマスなどの行事柄のカップがあり、園児から喜びの声が上がっている」
「アルミ片の混入の心配がない」
「蒸し料理、焼き料理、さまざまな調理法に使える」
……以上は一例です。
子どもにとっての安心・安全な給食のために、また調理や片付けなど現場の栄養士さん、調理士さんの負担軽減・時短のためにも、オーブンクッカーを一度、お試しいただいてはいかがでしょうか。
協力/イケヤインターコマース株式会社
取材協力/マフィス横濱元町保育園