できることが増えていくこと

わが家も娘たちが生まれてから数年が経ちます。

上の子は4年半、下の子は3年・・。

生まれたばかりの赤ちゃんで、ただただ泣いていた頃から、今ではひとりで歩いて、自分でごはんを食べるのです。

子どもが 生まれてから今までにできるようになったことって、数えると一体いくつになるのでしょうね。昨日できなかったことが今日できるようになった、そんなことをこれまでのわずか数年の間に、たくさん経験しています。

 

今ではすっかりできることが増え、目の前にいる子どもが、そんなはじめての日々を積み重ねた存在だということを忘れてしまうこともあります。

たまに写真などで振り返ると、とても愛おしくて、自然と笑みがこぼれますよね。

「こんなときもあったな~」

「はじめてこれができたとき嬉しかったな~」

 

 

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“昨日までできなかったことが今日はできるようになった”そんな場面は、赤ちゃんの頃だけに限らず、これから先もたくさんあります。

もしかしたら、今日だってなにか“はじめてできたの日”になるのかもしれませんよね。

赤ちゃんのころは、ほんのささいな成長にも、敏感に気づいて反応していたのに、いつのまにか小さな成長に鈍感になりがちです。

 

私もふと娘たちを見たときに「あれ?〇〇ちゃん、そういえば〇〇ができるようになってる!」なんてこと、多々あります。

 

例えばトイレの電気のスイッチに手が届くようになった、靴を左右反対に履かなくなった、服も靴下も自分で好きなものを選ぶようになった・・などなど、考えてみると、できるようになったことがいっぱいです。

子育てしていると、どうしても「できない」部分を心配して、そこに目がいきがちですが、きっと、できないことよりできるようになったことの方がたくさんあるはずですよね。

 

最近娘たちを見ていて感じることは「子どもの成長の速度や、できるようになる順番は、子どもによってちがうんだな~」ということです。

 

 

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例えば“絵をかくこと”。

最近3歳になった次女がおえかきをしていて、ハートを描きはじめて驚きました。ちなみに長女がハートを描けるようになったのはついこの間のことです。きっとお姉ちゃんがハートを描くのを隣でみていて、自分も描いてみたいなと思ったのでしょう。

できることが増えることは、それができる環境と、子どもの「やってみたい」の気持ちが合わさることから始まるのだと思います。

大人の私たちができることといったら、そんな環境を用意してあげることではないかな、と思います。

 

先日長女の友だちのママさんに「〇〇ちゃん、もう字が読めるの?!うちの子は全然で・・」と言われました。

できるようになるタイミングなんて、人それぞれです。

 

・・といいながら、自分も長女がまだ歩かない頃、個人差があるとはいえ、いつになったら歩けるようになるのだろう・・と心配したことを思い出しました。

 

 

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娘が字を読めるようになったきっかけ・・

それは、以前のコラムでも紹介しましたが、我が家は比較的絵本を読む機会が多かった・・それがきっかけになったのかもしれません。

いつもは私が読み聞かせをしていましたが、大きくなるにつれ、娘は自分で絵本を読みたがりました。はじめは絵を見ながらそれっぽく。時には私が読んでいた内容を思いだしてお話ししていました。

もちろん字は読めていません。

 

私も、こんな感じでどうやって字が読めるようになっていくんだろう?と思っていたのですが、

長女が4歳の誕生日のときです。

プレゼントにお風呂の壁に貼れる「あいうえお表」を買ってもらいました。

 

当時は一緒に描かれている絵を見て、その名前は答えられていましたが、字は読めません。

「アンパンマンの“あ”だね~」なんて言いながら、お風呂で遊んでいたら、だんだんと自分の名前やお友だちの名前を選んで順番に並べられるようになり、あれよあれよと言葉と文字が一致していきました。

それから、“お友だちにお手紙を書く”という、娘のマイブームが起こり、分からない字があれば、わざわざお風呂場に確認しに行っていました。笑

 

子どもがお部屋で遊んでいるときは、自分もつい家事をしてしまったりして、なかなかしっかり手をとめて関わってあげる時間が少なかったりします。

その点でお風呂の時間は、子どもと遊びながら学ぶ、いい時間になったように思います。

 

 

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子どもが新しいことができるようになったとき、『できた!!』のうれしさを、大人に『ねぇねぇ、見て!!』と伝えてきますよね。

その『見て!!』のときに、一緒に“すごいね!”“やったね!”と共感してあげること

それが 私が子どもにしてあげられることかなと思います。

 

だから、子どもの呼びかけに反応してあげられる心の余裕をつくっておくこと

これが私が一番心がけておかないといけないことです。

毎日が同じことの繰り返しみたいに過ぎていくように感じますが、子どもはびっくりするぐらい毎日成長しています。

 

子どもの話をしたり、写真を見たりしていると、子どものことを抱きしめたくなります。

今日は娘たちを保育所から迎えたら、ひとまずギュ~っと抱きしめてみようと思います。

だいたい「いたいよぉ!」って言われる私です。力加減に注意が必要なのです。笑