今朝、またステキな光景を見ました。
なんのことはない、親子の会話です。
通勤途中、向こうから2歳ぐらいの男の子と、お父さんが歩いてきました。
保育園に向かっているのでしょう。お父さんは大きな荷物、男の子もちいさなバッグをぶらさげて
でも、立ち止まってじーっと動きません。お父さんは5メートルぐらい離れたところから
「おーい、どうしたの、おいで~」と呼んでいますが、男の子は葉っぱに夢中。
「この葉っぱ、赤いねぇ、なんだろうねぇ」
お父さんがゆっくり近づいてきて笑顔で覗き込みました。
「本当だね~何の葉っぱだろうねぇ」
きっとお父さんは保育園に預けたら会社に向かうのでしょう、そして心の中ではもしかしたら
「うーん、困ったな早くいかなくちゃ」という気持ちもあるかもしれません。
でも、決してそんな態度は見せずにその後も「雪がいっぱいだね」
「そうだねぇ、まだ雪がいっぱいだねぇ」と、一言一言に、ゆっくり応答しながら
手をつないで、男の子の歩幅で歩いていきました。
今朝はほんとに寒い朝でしたが、ほっこりあたたかい気持ちになりました。
ゆったり、ゆっくり。
とても好きな言葉です。なぜならば、自分がなかなか実行できていないことの一つだからです。
お父さんは、きっと、「子ども時間」を作っているのです。10分か、15分か、
ゆっくりと保育園までの道を子どもと歩くことを想定して、家を出ているのだと思います。
いま、目に見えるすべてのことが、楽しくて面白くて不思議でしょうがない時期。
毎朝いっしょに時間を共有してくれるお父さんの姿とともに、この子の心の中に刻まれていくでしょうね。
私も、見習わなくては・・・!早起き、明日こそ・・・