寒い季節は旬の根菜で、からだの中からぽかぽかに

冷え対策には、寒さからからだを守ることはもちろんですが、からだの中から温めることも大切です。そんなとき、頼りになるのが、土の中で滋養たっぷりに育つ冬に旬を迎える根菜類です。
根菜類をはじめ、お野菜は「一物全体(いちぶつぜんたい)」というように、そのものを丸ごと食べることで栄養が整うといわれているので、皮ごと食べることをおすすめします。皮ごといただくことで血流がよくなり、冷え性の症状を和らげてくれるといわれています。
今回は、代表的な根菜を使って作るレシピをご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

切って重ねて火にかけるだけ!3ステップで完成の煮物 根菜と車麩の煮物

野菜本来の旨みや甘さを引き出してくれる重ね煮調理は、砂糖を使わなくてもおいしく仕上がります。しょうゆは食材に直接回しかけずに、数回に分けて煮汁に注ぐようにしながら加えると味がしみやすくなります。
食物繊維もたっぷりでおなかのお掃除にぴったりです♪

下ゆでなしでもおいしい ふろふき大根

下ゆでなしで、直接大根をコトコトと煮込んでいきます。みそとみりんのキリッとしたタレが、大根の甘さを引き立ててくれます。
大人用には、黄柚子の皮を添えてもおいしいですよ。

おばあちゃんの知恵!梅酢でアク抜きいらず ごぼうと切干大根の煮物

梅酢には根菜類の土臭い香りをやわらげたり、彩りをよくしたりする効果があります。根菜の煮物の汁に梅酢を数滴入れることで、アク抜きしなくても黒っぽくならずに、色も味もさらによくなり、おいしくいただけます♪

シャキシャキ、ホクホクの食感が楽しいかき揚げ さつまいもと根菜のかき揚げ

ごぼうとさつまいもの食感に衣のサクサク感がマッチして、食感も楽しくいただけるかき揚げです。
市販の天ぷら粉を使わなくても、小麦粉を野菜全体に混ぜ合わせてから水を加えると、サクサクとおいしく揚げられますよ。

根菜がたっぷり 根菜のみそ汁

根菜たっぷりのみそ汁です。
少し歯ごたえを残して、噛んで食べることを促したいときは、小さく切ってしまうと口のなかでバラバラとして噛みづらいので、少し大きめに切るとよいでしょう。

いろいろな野菜を使って 根菜のミネストローネ

いろいろな野菜を使ってスープを作りましょう。
トマト缶は、熱湯をかけて皮をむいた湯むきトマトでも代用できます。ベーコンから旨みが出ますが、コンソメを少し足しても味がしまります。
お好みで水とトマト缶の割合を変えてみるといいでしょう。