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食べる時間が楽しみになるような工夫を取り入れてみるのも意欲の育ちに繋がる!
もともと食べることが好きではないとのことですので、食べるよう促しても嫌がってしまうことも多いかと思います。おなかがすいたという感覚をもちにくいことから、お子さんとしては食べることの必要性を感じにくいのかもしれません。ただ、少しずつでも食べることに興味をもってほしいと願うのも親心として当然のことです。
間食も含め、少しずつでも食べていけるとよいのですが、普通に促しても気乗りしにくいかもしれません。料理やお菓子作りのお手伝いをしてもらい、自分で作ったものを食べるという促し方も工夫の一つです。食べることに対し興味を持ちにくいお子さんの場合は、食べることに気持ちを向けさせるのではなく、作るお手伝いをしてもらったり、食べている様子をかわいいと褒めるなど、間接的な部分で食事に対し意欲を持たせていくこともおすすめです。食事という行為ではなく、食事の場面を共有することに興味を持てるようになると、食べることへの意欲も育ってくると期待できます。
体重については、平均より少し軽くても成長曲線の範囲内であれば問題ありません。もし成長曲線を下回っているようでしたら、栄養補助ゼリーなどを活用していくことも対処法の一つと言えます。保育園をご利用なされているとのことですので、給食を食べられているようであれば、ご家庭では食べる量がある程度少なくても問題ない場合もあります。まずは、ご家庭での食事場面の工夫をしつつ、園でどのくらい食べているのか確認してみてください。
※今回は、一般社団法人ぽけっと【臨床心理士】が回答しました。