Q

子どもがインフルエンザにかかってしまいました

食欲がなくおかゆを作っても食べたくないと食べてくれません。
ちょっとでも食べてほしいのですが、食べやすくて元気になれるようなメニューはありますか?
(3歳・男児)

A

無理にたべさせなくても大丈夫。大切なのは水分補給です。

今年はインフルエンザだけに限らず、胃腸炎も大流行し、子どもを育てる親としては、なかなか心配が絶えませんよね。
早く元気になれるように、ちょっとでも食べて体力をつけてほしいと思うものですが、食欲がないところにはなかなか難しいものです。私も先日 流行にのってしまい体調を崩しましたが、食欲のないときは、なにも食べたくない・・というのを実感したところです。

 

まず、食欲がなく食べたくないようであれば、無理に食べさせなくても大丈夫です。大切なのは水分補給です。水分もとれないようであれば、お医者さんに相談しましょう。
食欲があまりない中でも食べやすいようなものといえば、やわらかく、のどごしのいいものが挙げられます。おかゆやうどんも食べてほしいですが、それも食べづらいようであれば、すりおろしたりんごやゼリーなどを試してみるといいでしょう。
本当に食欲が戻ってくるのかしら?と心配になりますが、数日経って具合が落ち着いてくれば食欲も戻ってきます。食べられるものからゆっくり食べさせてあげれば大丈夫です。

 

熱が下がってきたり、熱はあっても食欲が出てきたら、体力を回復して抵抗力をつけることを考えます。そのときのポイントは、


消化吸収のよいものをやわらかく
繊維の多いものや油ものはなるべく避けましょう。
②   エネルギーと良質のたんぱく質をとれるように
エネルギーはお粥やうどん。
たんぱく質は卵や白身魚、豆腐や乳製品で、子どもが好む組み合わせや味を工夫しましょう。

カロチンやビタミンA、Cの補給
熱で消耗したビタミンC、のどや気管の粘膜に抵抗力をつけるカロチン(ビタミンA)を補いましょう。
果物や緑黄色野菜がおすすめです。

のどごしのよいものを
熱のあとは口の中があれがちなので、水分が多くてさっぱりしたもの、刺激のない のどごしのいいものを心がけましょう。

インフルエンザに限らず、今後発熱したときなどにも参考にしてみてください。
今頃はお子さんも少し食欲も戻り、元気な笑顔が見られるようになっているといいなと思います。