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なぜこだわるのか、を見直してみましょう。
お子さんの健康を気遣って食材や調味料を選んでいるのですね。 食品添加物や食材ごとの生産地など、気になることは山ほどあると思います。でもこだわりが強くなればなるほど、食費にかかる金額も際限なく上がってしまうのが現実です。 作り分けているともなればその労力は相当なもの。 頑張り過ぎてすべてを諦める前に、何のためにこだわっているのかを見直してみることをおすすめします。
外国産の食材は、過去に残留農薬や食中毒などの話題がメディアで何度も取り上げられていることから不安を感じているのかもしれませんが、日本は輸入に際しては、相手国に対し厳しい基準を設定し検査や監視体制も強化しているので、むやみに避ける必要はありません。 情報はたくさん溢れていますが「〇〇産だからOK」、「××産だからNG」という選択ではなく、生産地の背景を知った上で自分の考え方と照らし合わせ判断してみると良いですよ。もしかすると思い込みに過ぎなかったことがあるかもしれませんよ。
添加物は科学的な根拠に基づいて安全性が確かめられたものだけが国内での使用を許可されており、食中毒の原因となる菌の発生を抑えたり長期間おいしさを保つなど、品質を高めるために使用されています。ただ、いくつも複合的に体に取り入れた場合のリスクについては科学的にまだ解明されていないこともあるそうです。
添加物の摂りすぎを防ぐためには加工食品を控えて手作りにすることも大切ですが、育児や仕事の合間に全ての食事を手作りにすることは大変だと思います。食材や調味料を大人と子どもで使い分けるよりも、野菜だけ・肉だけ・調味料だけというように限定して、質の高いものを取り入れてみるのはいかがでしょうか。きっと食事を作る時間や家計への負担を軽くすることができると思いますよ。
大切なのは無理をせずに続けていくことです。 お子さんはおうちの人が笑顔で食事を出してくれることに幸せを感じていると思いますので、ご自分の優先度に合わせて見直してみてくださいね。
今回は、【管理栄養士】が回答しました。