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できる範囲で大人の食事からの取り分けメニューも取り入れてみましょう
離乳食の量についてはある程度の基準はあるものの、毎日計るようなことはしなくていいと思います。
とはいえ、分量が気になるというお母さまからの相談が多いのも事実なので、参考までにお伝えしますと、1歳から1歳半までの目安は、1回のご飯がやわらかめで80gくらい、牛乳やミルクなどは1日で300ml~400mlくらいでしょう。お野菜ですと1回の量で40gほど。たんぱく質になる食材ですと1回の量で20g(大豆・肉・魚など)、果物だと1回の量で20gくらいです。
お子さんは1歳を過ぎていますので、いろいろな食材が食べられるようになる時期ですよね。大人の食事を作る時、味を付ける前にお野菜やおかずなどを、さっとお鍋などから取り出して軽く刻む程度でいいので、時々は、こうした取り分けメニューに切り替えてみるのはどうでしょうか。
レトルトも食品メーカーさんが栄養面をしっかり考えて作られていますし、衛生面も何の心配もないですが、似通った味が続いてしまうのではないかとちょっと気がかりです。できたら小さいうちは、シンプルにだしで煮たり、焼いたりしたものを刻んで食べさせてあげましょう。きっとそのうちパパやママと一緒のものが食べたいと言うようになりますよ。
たとえば、夜のうちに小さいおにぎりをラップで包み冷凍ストックしてみたり、家にあるお野菜をさっと刻んであんかけうどんなどにしてみたり…、国産の冷凍野菜があると結構便利ですよ。
でも少し疲れた時や時間がない時には、レトルト食品などを使うのはとてもいいと思います。できる範囲で、取り分けメニューにもチャレンジしてみてください。
またフォローアップミルクですが、鉄分が不足し始める時期ですので難しいところではありますが、おっしゃる通り、歯医者さんも夜中の授乳や乳製品などの摂取は虫歯にはなりやすいとおっしゃっていました。寝る前はそろそろ、お白湯とかうすめた麦茶のほうが好ましいようです。1歳を過ぎたら、牛乳に切り替えてもいいかもしれませんね。フォローアップミルクから切り替える時は、寝る前や夜中は量を少しずつ減らして様子を見ながら進めるといいと思います。
余談ですが、夜中に泣いてしまうのも、お腹が減って泣いてしまうだけではなくて、最近気温差なども激しいですし、寒すぎて泣いてしまったり、暑すぎて泣いてしまうということなどもあるようです。