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やさい、くだものが大好きになる絵本5選

食材に興味を持つことは、食への意欲を高める第一歩です。健康のために子どもにも積極的に食べてほしい、やさいやくだものへの関心が増す絵本をご紹介します。

くだもの

出典:amazon

0歳〜

すいか、りんごなど丸ごとのくだものが、次の場面では食べるときの絵になり「どうぞ」と出されます。大好きなくだものへの「おいしそう」「食べてみたいな」という気持ちを誘う絵本です。

「はい、どうぞ」といった言葉を覚えはじめるとともに、やりとりや指さしが楽しくなります。「どうぞ」「どうも」のコミュニケーションや、「おいしいね、もぐもぐもぐ」と食べるまねを通して、イメージする力を育みます。

 

「くだもの」

著者:平山和子/作

出版社:福音館書店

価格:800円+税

さまざまなくだものが本物そっくりに、立体的に描かれていて、食べたくなるような気持ちになります。

おやおや、おやさい

出典:amazon

1歳〜

やさいたちのマラソン大会が開幕! いろいろなやさいたちが個性豊かなランナーとして登場します。「そらまめそろって……」「りっぱなパセリ……」と、どれもリズミカルな文章で、だじゃれのような言葉遊びが楽しめます。大会の途中にはクスッとさせられるようなアクシデントもあって、さあ、1位になるのはだれでしょうか?

くり返し声に出して楽しみたい、日本語のおもしろみが感じられる絵本です。

 

「おやおや、おやさい」

著者:石津ちひろ/文、山村浩二/絵

出版社:福音館書店

価格:800円+税

やさいたちのマラソン大会の様子を、だじゃれのように軽妙な言葉でユーモアたっぷりに紹介します。

やさいの おなか

出典:amazon

0歳〜

普段見慣れたやさいでも、その断面となるとまったく違った形をしていておもしろいものですね。いろいろなやさいの断面を「おなか」に例えて、ふしぎなシルエットで表しています。

「これなあに」と、クイズのように出題してあげると子どもたちは大喜び。なかには、大人にとっても答えが難しいものだってあります。ねぎ、れんこん、キャベツなど、身近なやさいの中にある自然の造形美に気づくこともできますよ。

 

「やさいの おなか」

著者:きうちかつ/作・絵

出版社:福音館書店

価格:1000円+税

白黒やカラーで描かれたやさいの断面。「なんだろう?」と考えたり、あてっこ遊びをしたり、どの年齢の子も楽しめます。

グリーンマントのピーマンマン

出典:絵本ナビ

2歳~

苦い味やにおいのせいで、いつも子どもに嫌われてしまうピーマン。だけど、グリーンマントを身につけると、バイキンから子どもたちを守ってくれるヒーローに変身! 人気絵本シリーズの第一作です。頼もしいピーマンマンが子どもたちは大好きで、その活躍に目を輝かせています。いつの間にかピーマンが好きになっちゃうかも? ピーマンをはじめとした、やさい嫌いの解消に一役買ってくれる内容です。

 

「グリーンマントのピーマンマン」

著者: さくら ともこ /著、中村 景児/絵

出版社:岩崎書店

価格:1,100円+税

好き嫌いなく食べる大切さを教えてくれる絵本。アンパンマンのような存在感があり、子どもたちに人気です。

くだものだもの

出典:amazon

4歳~

真夏の海水浴場でさまざまなくだものたちが繰り広げる行動を、楽しい絵とテンポがいい文章でユーモアたっぷりに描いています。「かいすいよくには いかない スイカ」など、子どもも大人も思わず口ずさんでしまう楽しいフレーズがいっぱいです。

くだものの名前っておもしろい! 世界が広がり、いろいろなことを知りたがる4・5歳児が、言葉のおもしろさに出会いながら食材への興味を広げていくのにぴったりな絵本です。

 

「くだものだもの」

著者: 石津ちひろ/著、山村浩二/絵

出版社:福音館書店

価格:800円+税

「パパイヤのパパ パンやいた」のように、くだものの名前がリズミカルな言葉遊びになっています。