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これから大切なことは、お子さん自身に「食べられないものがある」ということを認識させてあげることかもしれません
子どもが大きくなってくると お友だちと一緒に食事したりおやつを食べる機会がますます増えてきますね。子ども同士でお話ししながら食事をする姿はとても微笑ましいのですが、その分アレルギーのことで心配な部分もありますよね。
よく集まるお友だちには、子どもが何のアレルギーでどんな症状が出るということを、会話のなかで伝えておくといいですね。食物アレルギーは人によって症状が違い、じんましんが出る、嘔吐する、場合や程度によっては死に至ることもある、本当に注意管理が必要なものです。
ただ、大人が近くで管理してあげられるあいだはいいのですが、子どもが大きくなってくると、大人が見えていないところで食べ物に遭遇する場面も多々出てくると思います。
アレルギーのことを知らない人から急にお菓子をもらう場面もあるかもしれません。
これから大切なことは、お子さん自身に、自分が「食べられないものがある」「食べると症状(かいかいになってしまうなど)がでる」ということを、しっかりと認識させてあげることかもしれません。
「食べられないものがある」というのは、少しかわいそうに思ってしまうかもしれませんが、誤ってアレルギー反応の出る食べ物を食べて、苦しんでしまう方がかわいそうなことですよね。
少し食べ物に慎重になってしまうかもしれませんが、子どもにとっても自分が口にするものに、どんなものが入っているのか興味をもつ ということも、ひとつの学びになります。
食物アレルギーは成長とともに症状が落ち着いてくるケースが多いので、定期的に検査を受けながら上手に付き合っていきたいものですね。