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今は安心できる食事環境を維持してあげましょう。
突発性難聴になるほど思いつめられていて、お子さんのことでとても悩みながら向き合っておられるのかと思います。今までお子さん2人の食事のことで苦労され、とてもがんばって工夫されてきたことを感じました。
栄養について
ご相談内容からは、食べるものが決まっているとはいえ、エネルギー源となる食品が多くとれているようです。白米が食べられなくても、ほかの主食が食べられているのであれば、無理に白米を食べさせる必要はありません。
現状ではおかずがあまり食べられないようですが、フォローアップミルクが飲めるのでいくらか必要なビタミンやミネラルなどは補えているかもしれませんね。
成長曲線にそって成長が見られているようであれば、今すぐに食事を変えなければと焦る必要はありません。今は、お子さんが元気に過ごせて成長していることを優先しましょう。
食事の様子について
食べてくれないお子さんにも「一口どう?」などの声がけは基本的に大切にしたいところですが、毎回「食べない」と強く拒否されるようであれば、声がけしない方がいいかもしれません。それをプレッシャーに感じて食べる時間が義務のようになり、食事そのものを避けてしまうことも考えられるからです。
ただし、お子さんが食べなくてもご家族が食べるものは一緒に食卓に並べ続けていきましょう。食感・見た目・においなど、何かしら苦手な要素があるものであっても、頻繁に目にする機会をつくることで苦手意識を減らせるといわれています。
何かのタイミングでいつも食べないものに興味を示したら、そのときにはお子さんの意思で挑戦するかどうか決めさせてあげてくださいね。
入園について
今度幼稚園に入るとのことですが、今まで家で過ごしていた環境とは一変し、同年代のお子さんたちと集団で過ごすことになります。そうすれば嫌でも周りの様子が気になりますし、仲良しの子ができたらその子の食べる様子から刺激を受けて「食べてみようかな」という挑戦意欲が湧くことも期待できますよ。
幼稚園の先生たちは偏食のお子さんの対応も数多くされていると思いますので、入園前にご家庭での様子を具体的に伝えておき、入園後も情報共有しながら今後の取り組みについて決めてみることをおすすめします。
いつまでに必ずこうなりますと断言できないのが心苦しいですが、今は肩の力を少し抜いて紹介したことを参考にしてみてくださいね。
※今回は、【管理栄養士】が回答しました。