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少量であれば気にしなくても大丈夫
保育園の給食でどんなものがどのように使われているかを知ることはとても大切です。本みりんをそのまま使っていると聞き、不安な気持ち抱かれたのかもしれませんね。アルコールが心身に与える影響をよくご存じであれば、少しでもリスクを避けたいとお考えになるのも当然です。
子どものアルコール、どこまで大丈夫?
アルコールに関しては、子どもの場合は30分以内に6g以上を摂取すると顔面紅潮、異常興奮状態、不機嫌、ふらついて立てないなどの症状が見られると言われています。一般的な本みりんはアルコール度数が14%ほどあるため、純アルコール6gに相当するのは本みりん約43g(=43ml)となります。加熱せずに調理に使ったとしても、これだけの量を一度に使用することはおそらくないでしょう。
給食に限っては、大量に調理するのでこれ以上の本みりんを加えることがあるかもしれませんが、1人分が食べる量で計算すると小さじ1杯(5ml)も使うことはないかと思います。このことから、お子さんへの影響は心配しなくてもいいでしょう。
調味料は非加熱でも大丈夫?
また、消費者庁などのサイトを見ても、子どものアルコール誤飲に関する呼びかけでは、調味料についての注意喚起はされていません。なお、本みりんだけでなく、醤油や味噌にもアルコールが3%前後含まれています。こちらも、必ず加熱して使わなければならないというものではありませんので、気にせずに使われているかと思います。
本みりん、醤油、味噌を一度に食べる量には限度がありますので、同時にそれぞれの調味料を使ったとしても、心配するほどのアルコール摂取には繋がらないでしょう。
ただし、体質は人によっても異なります。もしも、お子さんの体調に心配な様子が頻繁に見られるというのであれば、小児科などでご相談して今後の対応を検討されることをおすすめします。
以下の栄養相談も参考にしてください。
※今回は、【管理栄養士】が回答しました。