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下味冷凍などを取り入れてみては?時にはテイクアウトなどを利用しても◎
ご自宅でも保育園のように食べてくれたら、本当に嬉しいですよね。 私も保育園に通う娘がいますが、苦手なものも保育園ではときどきおかわりをしているようです。どんな様子なのかを担任の先生に聞いてみると、
- 友達の食べる様子を見て、頑張って食べている
- 大好きな友達や先生と一緒で楽しい雰囲気だから食べられる
などが理由のようです。家族がいて安心できる自宅は、保育園と違って甘えが出やすく、あまり食べてくれないことがあります。まずは、保育園でちゃんと食べられていることを認め、ほめてあげましょう。お母さんも週末の時間がある時に作り置きをして、いつも手作りの食事を用意しているということで、とても努力されていますね。 お子さんが作りたてかどうか、気づくことはすごいと思いますが、もしかしたら、おいしさが落ちやすいメニューや保存期間が長いことが、食べてくれない原因かもしれませんよ。
そこで今回は、おいしさが保たれやすい方法をご紹介しますね。
1.作り置きのおかずをできたてに近づける
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- 脂身の少ない肉や魚(鶏むね肉、白身魚など):料理によっては再加熱するとパサつくので、片栗粉や薄力粉をまぶしてから調理しましょう。
- 油分が多い食材(揚げ物など):できたてを冷まし、1食分ずつラップにくるんでから保存袋へ入れて密封し冷凍すると、おいしさが保たれやすいと言われています。食べる時は電子レンジで解凍した後、トースターなどで表面をカリっとさせると、できたてに近い仕上がりになりますよ。※いずれの作り置きも、冷蔵で3日以内に食べ切れない場合は、冷凍で1週間程度を保存期間の目安にすることをおすすめします。(いもやこんにゃくなどの食感が変わるものには注意してください。)
2.作り置きのおかずに食材を加える
和え物や煮物などの作り置きには、缶詰や乾物、冷凍野菜などを加え、塩気のある調味料や油で味付けし直すと◎ある意味で“できたて”になりますね。
3.下味冷凍で、1回の調理時間を短くする
保存袋に肉や魚、野菜を調味料と一緒に入れて漬け込み、冷凍します。朝、出かける前に使う分だけ冷蔵庫へ移して、ゆっくりと解凍すれば、帰宅後に加熱するだけで、できたての料理が出せますよ。
また、できたての料理に近づけることだけではなく、テイクアウトなどを利用して、いつもと違った料理を出してみるのも◎
悩みながら食卓を囲むより、「今日の料理、いつもと変えてみたんだけど、どこが違うかわかる?」などと料理へ興味を向けつつ、楽しい雰囲気を作ることも食欲につながります。 食べない時期があったとしても、多くの味や食材に触れられる機会を作ることを大切にしてあげてくださいね。
今回は、【管理栄養士】が回答しました。