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食べてくれない原因はさまざま。生活習慣を見直すことで自然と食べてくれることも。
朝はなかなかエンジンがかからないというお子さんは結構いますね。食べてくれないと心配されるお母さんの気持ちもよくわかります。
ただ「食べてくれない」には、食べ物に関すること以外にも、さまざまな原因があることも意外と多いんですよ。たとえば、お子さんは何時頃に寝られていますか?夕食は何時くらいに食べ終えているでしょうか?寝る前に、ミルクを飲んだりしていませんか?
食事の時間が遅いと寝る時間も遅く、したがって起きる時間が遅くなる。その結果、起きてからすぐ食事を食べなくてはいけない状況にあるとしたら、お腹が空いていないことも考えられますね。
起きてから少しからだを動かして、できれば1時間から2時間くらい経っていれば理想ですが、自然にお腹が空いて食べてくれるケースも多いですよ。早寝早起きの習慣ができていると、同じ時間にお腹が空くようになるのも、この頃のお子さんの特長でもあります。
2歳ですと、離乳食が完了して半年くらいですね。もしかすると、食パンが1枚では多いのかもしれません。食パンの量は半分くらいにして、野菜サラダやたんぱく質になりそうな卵焼きなどを少し添えるようにしたら、栄養面では理想的ですね。
バナナの量も3分の1本ぐらいにして、ヨーグルトと混ぜてみたらどうでしょう。食パンなら食べてくれるということでしたので、食パンに野菜をサンドするとか、ツナサンド、卵サンドのようにするのもおすすめです。そうすれば、食パンと一緒に野菜もたんぱく質も摂れますよね。
保育園では、2歳ぐらいまでは炊いたご飯を80g~90gくらいの目安で出していますが、おにぎりなら、俵型で小さめに握って2つくらいにして提供しています。上手にはなかなか食べられませんが、自我が芽生え、いろいろなことを自分でやりたがる時期でもあるので食べてくれると思いますよ。