A
健診の機会を利用したり、与えても良いと思うものをさりげなく紹介してみるのもいいかもしれません
お気持ちよく分かります。同じような悩みを抱えているお母さんも多いのではないでしょうか。
食べものだけに限らず、子育てについての考え方は人それぞれで、父親と母親とでも考え方が違ったりすることがあるものです。ましてやおじいちゃんおばあちゃんともなると、こちらの方針を伝えるのは、さらに難しいことかもしれません。
本当はまだ与えたくないお菓子、量もたくさんは与えたくないお菓子…。
でもおばあちゃんも、孫が可愛くて与えてくれているお菓子…。
お母さんも「たまにだからいいか」と考えるようになるまでには、たくさん悩んだのではないでしょうか。
今回のご相談内容の、チョコレートや飴ですが、正確に“いつから食べさせてよい”というものが決まっていないものは、特に伝え方が難しいですよね。
栄養士という立場から言うと、「2歳のおやつは“おたのしみ”の意味もあるけど、食事の一部なので、甘いお菓子以外のものを…」など、色々と説明はできますが、そんな小難しい話をしても、きっとおばあちゃんには伝わらないように思います。
例えば2歳半健診がこれからあるようであれば、その機会を利用するのも方法かもしれません。
子どもの発達発育状況を直接みて説明してくれる保健師さんや栄養士さんからもらったアドバイスであれば、おばあちゃんも少し納得してくれるかもしれません。
また、健診では歯科検診もあるかと思うので、その際に「歯にくっつきやすいチョコレートや飴について」を聞いてみてはどうでしょう。先生が、「控えた方が…」や、「食べたあとは歯磨きをしっかり…」など、アドバイスをくれたら、それをそのまま伝えてみるのも方法です。
そのほかには「〇〇(子どもの名前)は、このお菓子が好きみたいなんです」と、子どもが好きなお菓子でお母さん自身が与えてもいいと思うお菓子を持っていき、さりげなく紹介してみるのもいいかもしれません。
子どものことを可愛がってくれる周囲の人たちとの関係も大切にしながらも、譲れない部分をどうやって伝えていくかは、頭を悩ませる部分ですよね。今回紹介させていただいた方法のなかに、少しでもヒントになるものがあれば幸いです。