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工夫をしても難しい時には、“食べてみたい!”と興味が再び湧くのを待つのも対処法の一つ。
始めの内は順調に食べていたのに、急に食べなくなってしまい、味付けや柔らかさ等を調整してもダメとなると、本当に困ってしまいますよね。
ご相談者様が様々な方法で工夫をされてみても難しいご様子ですので、今は食べること自体が少し嫌だなと感じているのかもしれません。入園のタイミングとも重なっているようですので、大好きなお母様と離れて過ごす初めての体験に不安な気持ちも加わり、離乳食に挑戦するといった頑張るために必要な気持ちに余裕がないことも考えられます。
仕事復帰を考えると焦ってしまうお気持ちもあると思いますが、こういった状況にある時はいっそ1~2週間程度離乳食を食べる挑戦をやめてしまうことも有効な対処法と言えます。その間は離乳食は用意せず、お母様や上のお子さんが美味しく食べている姿を見てもらうだけにして、その楽しそうなご様子を通してもう一度食べ物への興味を持ってもらうところから進めていくのもおすすめです。見せている中でお子さんが食べたそうにしていたら少し食べさせてあげるのもよいでしょう。一回お休みにすることでご本人にとってもお母様にとっても食事の時間の負担が減り、気持ちに余裕が持てるようになっていくことも期待できます。
気持ちに余裕がない中で進めていこうとすると、うまく進まないことが多いため、お休みも大事な期間と捉えていただければと思います。始めの内はご家族が食べているご様子を見て興味をお持ちになったお子さんですので、またご家族が楽しく「美味しいね」とお話しながら食べているご様子を見ている中で“食べてみたいな!”と再び興味を抱いてくれるのではないかと思われます。
※今回は、一般社団法人ぽけっと【臨床心理士】が回答しました。