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ふるふるプリンぐらいの固さを目安にして作ってみてくださいね
寒天はモグモグ期(中期)ごろから使えますが、ご心配されているように、固さには注意が必要です。寒天は固まった後の溶ける温度はだいたい70℃以上で、常温では溶けないからです。
それに比べてゼラチンは、固まった後の溶ける温度は25℃以上で、夏場は室温だと溶けてしまうほどです。ゼラチンで固めたものは、そのまま飲み込んでしまっても安易に溶けるので、その点では心配が要りません。
寒天もゼラチンも同じく液体を固めるものですが、離乳食でゼラチンより寒天をおすすめするのは、ゼラチンは動物性のたんぱく質で、アレルギーの原因になる可能性があるからです。
寒天は海藻を原材料とするので、その点の心配はありません。
粉寒天は水に対して0.5%程度の濃度で固まるといわれています。これは、水200cc(カップ1)に対して粉寒天1g(小さじ1/2)です。
これが普通に固まる分量ですので、少し水の分量を増やしたり(50cc程度増やすといいでしょう)、中に刻んだ食材(やわらかく煮たにんじんなどの野菜、豆腐、果物など)を入れてみてもいいですね。砂糖や果汁など、加えるものによって固まる具合も変わりますので、ふるふるプリンぐらいを固さの目安に作ってみてくださいね。
与えていい量ですが、寒天は一度にたくさん使えるものでもないので、普通に使う分には分量を心配しなくても問題ないでしょう。
寒天は冷たくツルンとして、口内炎など、口の中が痛くて食べたり飲んだりがツライときの水分補給としてもおすすめです。食物繊維も豊富なので、便秘がちなときにもいいですね。