みなさんの家庭では、みそ汁を作るとき、だし汁はどのようなものを使っていますか?
昆布やかつお節でとっただしが美味しいだろうと思うけど、なんとなく手間がかかりそうだし・・。粉末のだしの素など、手軽に使えるものを活用されている家庭も多いのではないかと思います。
そんな“だしの素”ですが、離乳食を作っているころ、使ってもいいのかなと迷ったことはありませんか?
離乳食の時期だけに限らず、加工品の使用に迷ったときに注目してもらいたいのは、原材料表示です。
原材料表示は、だいたい商品の裏側の面に記載されています。
便利なだしの素やだしパックを選ぶとき、できるだけ子どもには“無添加”のものを・・と、選ぶお母さんも多いと思います。そういった“無添加”と記載された商品は、お店にいくつか種類が並んでいますよね。
“無添加”のものを選ぶときも、一度商品を手に取り、原材料表示を確認して、何が“無添加”なのかを確かめてみるとよいでしょう。
“無添加”にも、「着色料・保存料無添加」や「化学調味料無添加」など、色々な種類があります。
原材料表示を意識して見てみると、ものによっては名前を見ただけでどんなものなのか想像がつかないものが記載されているものが多いことに気が付きます。
また、表示のなかに、こんな文字をみつけることがあります。
『食塩』の文字です。
そうなんです。特に市販の顆粒だしには、食塩が入っていることが多いのです。
うす味を意識するときは、このことも考慮しておく必要があります。
子どもが小さいうちは特に、少し面倒でも家庭でかつお節や昆布からだしをとることをおすすめする理由は、食塩を含むこういった添加物を気にすることがないようにとの理由があります。
(※市販のだしで、食塩を含む一切の添加物を使用していないものもあります。特にパックのものは一切の添加物が無添加のものもあります。そういったものを選んで使うのも方法です。)
みそ汁に合うだし汁は、煮干しだしとも言われます。
今回はそんな煮干しからとる煮干しだしと、一般的によく使われる、かつおだし。かつおと昆布の合わせだしの取り方の3つのご紹介です。
煮干しだしの取り方
かつおだしの取り方
かつおこんぶだしの取り方
こうやって丁寧にとっただし汁で作ったみそ汁は、やっぱり味わい深くて、自然と『いただきます』のことばが出てきたりします。
もちろん作っただしは、みそ汁以外に煮物など、色々な料理に使いましょう。
また、かつおだしは、お茶パックに削り節を入れて使えば、ザルで濾す手間が省けます。
煮物のときなどは、ポンと入れると便利ですね。
作っただし汁は冷蔵庫で2日ぐらいを目安に保存できます。
家庭で作るだし汁には、保存料となるものが入らないので、なるべく早く使い切れるように、作るだし汁の量を加減して作るといいですね。
他にも、タッパーや製氷機などに入れて、冷凍保存しておくのも便利です。
冷凍といえども、時間とともに風味が落ち、冷蔵庫内の臭い移りの心配もあるので、2週間ぐらいを目安に早めに使い切ります。
だしをとったあとのかつお節や昆布は、捨てずに活用しましょう。
かつおと昆布のふりかけ
かつお節と昆布の量に合わせて、調味料は、しょうゆ:みりん:酒が2:2:1の割合を基本に、調節しながら加えましょう。
ごはんにのせても美味しいですし、茹でたほうれん草と和えたりするのもおすすめです。
できるだけ時間短縮を意識したい毎日ですが、子どもが小さい時期というのも短く、その時期の子どもとのかかわりの時間は大切にしたいと共に、その食事も大切にしたいものです。
子どものうす味を考えることから、子どもの食事、自分の食事、家族みんなの食事を今一度考えてみるきっかけになればと思います。