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食べにくくなければ、皮は食べても大丈夫!
フルーツの皮には、食物繊維をはじめとする体に良いとされる栄養素(抗酸化作用のあるβ-カロテンやポリフェノールなど)が多く含まれています。お母さんは、皮が消化しにくいことなどを心配されているでしょうか? もしそうであれば、保育園で皮付きで与えていることから、お子さんが皮付きで食べることは問題がないと思いますよ。
食べる前に皮を水洗いすることは大切(異物などを落とすためにも)ですが、できれば皮がやわらかく、酸味などが少なくて食べやすい種類を選んで、完熟したものをあげるといいですね。ちなみに、水洗いして、皮の表面の白っぽい粉のようなものが完全に落ちないことがあっても気にしなくて大丈夫! これは、「ブルーム」と呼ばれる果実自身が乾燥を防ぐために作っている天然の成分です。
すももやプラムとひと口に言っても、その種類は多いので、時には大人でも食べにくいものがあります。お子さんに保育園での食べ具合を聞いてみて、「食べられない(ちゃんと噛み切れない)」などという反応があれば、ご家庭では薄く皮付きのまま切ってあげるか、むいてから食べさせてあげるといいですね。
もしかすると給食などでは調理してすぐ食べてもらえるわけではないので、変色することも考慮してそのまま提供しているかもしれません。あるいは、皮も含めて食材の味・香り・食感などを経験させるという目的もあるかもしれません。
お子さんが保育園で気にすることなく食べられているのであれば、ご家庭でも皮ごと食べるようにしてみるのもいいでしょう。大根やにんじんだって皮付きでも食べられますし、他の食材でも臭みや硬さがあって食べにくいもの以外は、どんどん皮付きで食材そのものを味わってみるのも、食の経験を増やすという意味ではおすすめですよ。
皮付きのまま食べると、食物繊維を含んでいるのでよく噛むことに繋がります。満腹感を得やすく、あごや脳の発達にも良いとされているので、皮つきでも楽しく味わってみてくださいね!
※今回は、【管理栄養士】が回答しました。