Q

麺・パンばかりでも大丈夫?

1歳を過ぎてから麺・パンが大好きで、野菜や白いごはんをあまり食べてくれません。どうしたらいいですか。
(1歳2ヵ月・女児)

A

そのうち飽きるので、工夫しながら付き合ってあげましょう!

1~2歳頃になると、自我が芽生え自己主張するようになってきます。きっとお子さんは麺やパンの食感や見た目などが気に入って、何度も食べたくなってしまい、それを訴えてくるようになったのだ思います。 大人でも似たようなことがありますよね。 例えば、タピオカドリンクです。話題になってからはお店も次々とでき、本場からは有名店が上陸してきたり、その美味しさやフレーバーの多さにハマって大行列を作ったり・・・。そのような光景をたくさん見かけましたよね。 そうしたブームのようなことが、小さなお子さんの中にも起こっていると考えてみるのはいかがでしょうか?

 

「とにかく、今は麺やパンが気になって仕方がない!」 「ごはんや野菜どころじゃない、麺やパンがあれば嬉しい!」 きっとお子さんもこんな気持ちなのかもしれませんね。 そんな時に「野菜もごはんも食べて!」なんて強いられたらどうでしょうか? 大人であれば、「タピオカばかり飲んでないで、ごはんもバランス良く食べなきゃ体に悪いよ。」などと説明されれば、納得して食生活を見直すこともできますが、1~2歳ですとそれを理解するのがまだ難しいのです。

だから、無理強いは不要! 楽しい気持ちで食べてくれることを優先し、気が向いたらいつでも口にできるように、小さなおにぎりと小鉢のおかずを毎回添えてあげましょう。

 

ブームは必ず終わります。 そしてその時には、それまで眼中になかったごはんや野菜にも目が向くようになり、自分から食べてみようかな、という気持ちになってくれるはずです。 もしかしたら、次はごはんに夢中になってしまい、麺やパンは食べなくなるかもしれませんよ。(もちろん、いろいろな可能性が考えられますが…)

そういったブームを繰り返しながら、お子さんが少しずつ食べ物の美味しさや食感の違いを学び、【食べる=楽しい】という経験を積んで味覚の幅を広げていく、と考えると優しい目線で付き合うこともできるのではないでしょうか。

ひと工夫するとしたら、具なしの麺や菓子パンではなく、味付けや具材などを少しずつ変えて、少しでも多くの食材を口にする機会を作ってあげることではないでしょうか。 (どうしても野菜がNGであれば、ツナやひき肉などのたんぱく質から始めてもOK)

 

※今回は【管理栄養士】が回答しました。